暗譜のしかた、コワい暗譜、本番でのド忘れによる失敗とその対処法は?

ピアノ塾

暗譜の仕方、暗譜が怖い、本番でのド忘れによる失敗とその対処法

今日は暗譜について書きます。
小さい頃や学生の頃は、がむしゃらに練習して、練習しているうちに身体が動きを覚えてしまって暗譜できちゃった、ということが多くありました。

しかし、実はそれではいけない、ということが多くの素晴らしい教授と出会い、判明してきます。

なぜ暗譜で演奏するべきか

ピアノもヴァイオリンも、室内楽や現代曲でない限り、暗譜で演奏します。
なぜかって、当たり前ですがその方が曲に集中できるからです。

国際コンクールや音楽大学を受験するようなプロフェッショナルの場合、暗譜が怖くて、曲に集中できない、というのはそもそも暗譜ができていない時点で曲が仕上がっていないということになるので、これは残念ながら完璧アウトです。

趣味で演奏する場合は、ちょっと乱暴にいえばどうでもいいです。
安心して楽譜を見て演奏する方が素敵なパフォーマンスができるならば、楽譜を見なくてもOK。なぜなら、趣味でクラシックを演奏するのに最も大切なことは、楽しく演奏できることだからです。暗譜が怖くて本番でガクブル、なんてのじゃ、ピアノを楽しむ意味がありません。だから厳しく考える必要はありません。弾きたいように、楽しくのびのびといきましょう。

さて、しかしながら理想は、暗譜で演奏できることです。
前述したように、譜面を見なければ、曲に集中し、今風にいえばゾーンに入り込みやすくなるからです。

暗譜の練習を始めるのはいつから?

じゃあどうしたら良いか、というと、私は譜読みの段階からそれを始めることをお勧めします。譜読みの時にゆっくり弾いて、テクニックを磨いていくわけですが、その時にもう部分的に暗譜してしまうのです。てか、暗譜するほど弾くのです!

当たり前ですが、まず、何調なのか、何拍子なのか、すぐに言えるようにしておきます。そして小節単位のフレーズのテクニック練習をする時に、もう暗譜してしまう。テクニックと強弱などの音楽的な要素は一緒に暗譜します。

よく、「譜読みは譜読み、ディナミクス(強弱などをつける)は後からやるからいいの〜」なんて人がいますが、これは私が考えるには効率が悪いです。

初めの段階から強弱も音楽的な内容も並行してアウトプットする方が良いと思います。
こうしていれば、暗譜の訓練をしている時間が長くなります。

譜読み段階で暗譜をする気がゼロで、暗譜をしようという努力なしにテンポで弾けるところまで持っていって、先生に

「来週までに暗譜で弾いてきてね」

と言われてから、真っ青になって暗譜を始めるのでは遅すぎます。効率が悪い。
譜読みの段階から暗譜を心がけるのがベストです。

暗譜のコツ バッハやイザイなどのウネウネの曲

バッハなどの暗譜はウネウネしていて本当に辛いですよね。
受験生やコンクールの受験のためなら、例えば平均律なら全声部、別々に暗譜が基本です。

こちらのマスタークラスで教授に、「じゃあ内声部だけ弾いてみて」と言われ、楽譜を引っ張り出すのは超ダサいです。ロシア人の先生達は「見ないで弾けないの?」と言って、眉をしかめます。
名のある教授のマスタークラスに行く場合は、絶対にやっておいた方がいいです。

ちょっとサーカスじみていますが、ひとつの声部をひいて、他の声部は歌うなどするといい訓練になります。やってみてください。

本番で暗譜がぶっ飛んでしまった時

どんなに正しく長時間練習する人でも、今まで全く間違えたことがなかった所で飛んでしまうことは、残念ながらあります。

その時の対処法ですが、やってはいけないことのひとつに「ド忘れした前の場所に戻る、」という行為があります。

暗譜が飛んだ場合は、もうそれだけで心臓はバクバク、身体じゅうに異常事態宣言が発令され、大パニックになっています。

暗譜が飛んだ箇所の前に戻ると、何が起こるでしょうか?

それはそれは恐ろしい、もういっかいそこで暗譜が飛んで立ち止まってしまうのです。そして何度も何度もそれを繰り返し、かなりのトラウマになること太鼓判をおします。(という話を私はこちらの教授の体験談で学びました)

暗譜が飛んでしまったら、先の箇所から弾きはじめましょう!

あ〜〜書いていながらドキドキしてきてしまいました。
しかしこれも訓練です。「舞台であがる」テーマとつながりますが、日頃訓練していればかなり克服できるようなので、どうぞ頑張ってみてください。

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