佳奈ピアノ塾の場合【新しいピアノの生徒の教え方②】オーストリア・コロナ状況

ピアノ塾

オーストリア・ウィーン情報

ウィーンのシュテファン大聖堂を正面から撮りました。お天気の日の一枚です。最近のウィーンは連日雨で寒い日が続いています。また少しでも暖かくならないかな?暖房が欠かせなくなってきました。

ウィーン佳奈ピアノ塾の場合【新しいピアノの生徒の教え方②】

本当はもっと書きたいことがたくさんあるのですが、今日こそはX君の続きの話を書きます。
初めのレッスンは無事に済み、2回目のレッスンとなりました。前回書いたように、彼にはギロックの「fag at sea」が合いそうなので、それをやることにしました。

この曲は「ギロック先生、貴方はブラボー!」と思うほど初心者用によく作られています。初心者には黒鍵を弾かせておけばまず、間違いは起きません。物理的に黒鍵を押さえていると、変な手の形にはなりにくいのです。(もちろん正しい指導は必要)

初めの小節は左手の4・3・2・の黒鍵から始まります。初めは楽譜は無視。弾いて見せて真似をさせます。

左手の4・3・2を同時に、とても注意深く同時に鳴らさせます。ぶっ叩いてはいけません。あくまで、静かに、しかし深く、3音同時に、正確に…
そして「素晴らしく美しい、ミステリアスな響きじゃない?綺麗よねえ。」と言って洗脳させます。(笑)

そして次に大切なことは「数えることを教える」
リズムは初めが肝心です。これを逃すと、一生めちゃくそに弾かれる運命になります。
1・2・3とゆっくりめに数えます。(この曲、3拍子ですから)

ゆっくり数え、音を用心深く聴かせます。そして音は鍵盤の指の鍵盤近くにあるのではなく、グランドピアノの蓋から反射して、部屋の隅の空間に届いている事を意識させます。指を指して、「ねえ、あそこらへんに音があるの、見えない?」とか言う。あたかも音が見えているように感じさせることが大切です。そうすると、「僕、見える気がするよ」とか言ってくれちゃう。たいていの子供はこれで引き込まれてくれます。

子供は興味を持つと自分からどんどんとこちらにやってきてくれます。

X君は、楽譜を教えていないのに、「今、ここだね!ここを3つ数えたね!」と言って楽譜を指差すのでブラボー、私の望んだ通り、となります。楽譜にも興味を持ってくることになる。

興味の塊の状態なので、もっと、もっと、と先に進みます。全く初めですが、ペダルも踏ませます。この怪しげな神秘的な響き、これに興奮しない子供はいません。

そこで有名な彼の言葉「僕、たった2回目のレッスンで1ページ目暗譜で弾けるよ。すごくない?」となるのです。(暗譜以前にまだ読譜を習っていないのだが…)

そして、もっとやりたい!と言うところで止める。これが大切です。
「この次は次のレッスンでやろうね、今日はここまで!」とストップをかけます。
今日習ったことは何?と聞いて全て繰り返して口頭で言わせて、「じゃあ、ママに後で聞かせてあげてね」と言う。

私の若い時の失敗は、欲を出してしまって、出来る生徒にはマックス、それ以上にやらせたことです。これはダメ。生徒側が、「もっとやりたい!」と思ったところでストップさせるのが一番です。ピアノのレッスンは腹八分目です。その子のキャパ以上にやらせると、「ピアノが辛い」と思い始めてしまいます。しかし専門や受験生は別です。彼らはどこまででも死ぬほどやるべきです。(うそです)

そうすると「毎日練習してね」と言わなくても楽しいので毎日普通に弾くようになります。私の喜びは、親御さんが「ピアノの練習が朝からうるさくてたまらないの」と聞くことです。

さて、ここまでの話、独学は難しいです。そしてピアノを専門にやらなかった人がこのように指導するのも難しいです。このやりとりのあいだ中、私は指の形、姿勢、全て観察してここでは書き切れないほど直しています。生徒さんサイドは、まずは正しい指導者を見つけることが大切、そして親御さんはまず、良い先生を見つけることが大切だと思います。

オーストリア・新型コロナウイルス状況

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オーストリア保健・食品安全機関 (AGES)のダッシュボードより

先週火曜日からダッシュボードは保健省からオーストリア保険・食品安全機関のAGESに引継がれています。現在(昨日午後2時の時点)の感染者数は15,459人。新システムでは回復者の登録が遅くなっています。

  • オーストリアの累計確定病例数は60,764人
  • 住民10万人あたりの過去7日間の新規陽性発生数は89件
  • 入院治療患者数は664人、集中治療室患者数は119人
  • 新規感染者数数は1,552人
  • 合計894人が死亡しています

(ORF.atは常に疫学報告システム(EMS)の数値を元に報告しています)