オーストリア・ウィーン情報
娘のメトロノーム。昔はよく喧嘩をして、ブン投げて、壊して、買って、ブン投げて、壊して、買って、を繰り返していましたが、今はそれも懐かしい思い出です(!?)メトロノームさん、ごめんなさい。しかし今はもう、何年も新しいメトロノームを買っていません。
ピアノ・ヴァイオリンの練習 メトロノームはお嫌い?
オーストリアは今日で2回目のロックダウン4日目を迎えました。しかし特に目新しいこともなく、みんな普通に生活しています。レストランやブティックが開いていないだけで、ぱっと見は通常と変わらないので変な気分です。さて、毎日コロナの話ばかりでも気が沈むので、Twitterでヒントを得たメトロノームの事について書きたいと思います。
ピアノの先生が、生徒が(親御さん?)なかなかメトロノームを用意してくれなくて困る、と言うつぶやきを読みました。これは私も同じ経験があるので、「あー、どこの先生も同じなんだなぁ」とたいへん共感をしました。
レッスンでメトロノームを使ってみると、初体験の生徒にとっては予想外に難しく、嫌われてしまうのが、かわいそうなメトロノームの運命です。しかしテクニックの練習には欠かせないこのメトロノーム。好きになってもらいたいものです。
で、私の使う手は、いきなり曲をメトロノームに合わせて弾かせず、子供にメトロノームのシステムについて説明します。「どうして数字が多くなるとテンポが速くなるのか」「拍子によって合わせると違う音が出る」等。そうすると興味を持ってくれる子もいる。
いきなり合わせて弾かせても大抵の子供は合わせて弾くことができずプライドが傷ついて嫌いになってしまうのです。そしてお母さんに「買ってちょうだい」とねだってくれません。難しいですね〜。
さて、これは音大生以上レベルの上級者にとっても同じことです。娘のヴァイオリンのマスタークラスに付き合って多くの巨匠クラスの教授たちのレッスンを見てきましたが、共通点をこの関連で感じたことがあります。
例えばラヴェルのツィガーヌです。もちろん「ある程度自由に」演奏して良いものなのですが、やらせてみるとテンポ通りに正しく弾けない人が殆どです。すべての土台を理解した上で自分風にアレンジしなければ、ただのCD真似っこになってしまう、という指摘を多く聞きました。
プロ級になると、メトロノームで練習してはいけない、音楽的でないという人は多いですが、正しい楽譜を学んで自分なりに音楽を作り上げることが大切だと私はちょっと思います。話がずれましたが、メトロノームは買いましょう。
オーストリア保健・食品安全機関 (AGES)のダッシュボードより
11月19日現在
https://orf.at/corona/daten/oesterreich
- 感染者数+6,830人
- 死亡者数+90人
- 回復者数+4,505人
- 住民10万人あたりの過去7日間の新規陽性発生数は498件
- 累計確定病例数は228,058人
- 現在の新型コロナウイルス症例数は114,469人
- 入院治療患者数は3,910人(+43)で、集中治療室患者数は682(+24)人
- 総検査数は2,756,290人(+33,128)
- 2,018人が死亡
- 回復者数は111,571人
(11月16日17日比)