ピアノのお部屋

ピアノのお部屋

日本人のピアノの先生が、欧米で現地人(日本人以外の生徒)にピアノを教えて、どびっくりするアルアル話

以前にも書きましたが、夏が近くなるとなおさら持ち出したくなるこの話題。お付き合いください。 さて、日本と(多分アジアと?)欧州での生徒の違いは結構あります。 何十年も経った今では、すっかりこちらの子供達に慣れ、真面目な日本人の生徒さんに戸...
ピアノのお部屋

ピアノのレッスン、こういう親御のサポートだったら本当に素敵 ジングルベルの想い出

まだ早いと思われるかもしれませんが、この時期になると、当時4歳のちびっ子、ダニエルくん(仮名)のお父さんを思い出します。 あれはクリスマス近くの12月、ダニエル君がいつものようにお父さんと一緒にレッスンに来ました。当時彼はピアノを初めてまだ...
ピアノのお部屋

ピアノが上達する、ちょっと違った練習とは言えない練習方法とは?

私のところに通っている、ある幼稚園の年長くんはとても可愛くて、私はメロメロです。 なにか新しいことを教えると、嬉しそうにその大きな二重の目を輝かせて、口角を思いっきりあげて、「にや〜〜〜〜」っと笑う。その笑顔がもう、たまらんというか、ほんと...
スポンサーリンク
ピアノのお部屋

ピアノもヴァイオリンも、まずはお手軽なコトを「ちょっとなおす」だけで、ワンランクレベルアップできるお話

その昔、ヴァイオリンの巨匠、ザルツブルク音楽大学などで教えていらしたイゴア・オジム先生のマスタークラスでのことです。 ある学生が、カルメンファンタジーを演奏したのですが、なんかはっきり言ってイマイチ。こう言ってはなんですが、B級ランクの演奏...
ピアノのお部屋

ピアノやヴァイオリンの練習を習慣化するためのお助けになるか?「アトミック・ハビット」という本のご紹介

昨日うちのムスメが、私に注文しを頼んだのが、ジェームズ・クリアー氏の「一つの習慣」という本。 Twitterの皆様が教えてくださいました。こちらが日本語のものみたいです。 彼女はこの手の本が好きなので、どこからか見つけてきたようです...
ピアノのお部屋

ピアノ・ヴァイオリンの練習 どうしてスラスラ弾けないのかしら?同じところでつっかえるのかしら?どうしたら治るの?

*今日の写真は、Facebookやインスタでは既にご紹介した、ウィーン9区にある「Naschsalon」のケーキです。ピスタチオの丸いのは新作、金粉ではなく、銀粉みたいなのがかかっててゴージャス。定番のガトーショコラは相変わらず美味しくって...
ピアノのお部屋

音楽家を馬鹿にしてはいけない、作曲家にはリスペクトを持ちなさい!と、外国にいると、たまには腹の立つことのある話

今日の写真は大好きなチョコラティエ、ウィーンのXocorat。一番好きかも〜。ウェブサイトはこちら。 さてさて、先日はいかに大人の趣味のピアノマニアが楽しく、そして一生懸命に切磋琢磨しているお話を書きましたが、もちろん例外もあります。今日...
ピアノのお部屋

「褒めて育てる」は、ケースバイケース 良くない場合がある、というおはなし

勝間さんの短いYouTubeはとても勉強になることがあって、いつも拝見しています。 今日、ああ、これは器楽の教育においても言えることだなあ、と思ったのでちょっと書いてみたいと思います。その動画はこちらです。 昭和時代みたいに、自身や身内を...
ピアノのお部屋

譜読みのコツ(2)ピアノやヴァイオリン、はじめての曲を始める時、さあ、どこから手をつけますか?

新しい曲を始める時、あなたはどこから手をつけますか?はじめっから両手でいきなり、という方もいると思うし、左右別々に、など色々だと思います。そしてこれはもう、その人のレベルによって全然変わってきます。音大を卒業して、かなりの曲をこなしてきた人...
ピアノのお部屋

ピアノ譜読みのコツ(1)あなたの目はきちんと楽譜を追っているか?とコンタクトレンズのおはなし

今日のお話は、全く初心者の人よりも、中級以上の、ある程度譜面がスラスラ読める人以上にあてはまるかもしれません。 「あーあ、譜読みが遅いわ、いやんなるわ」と思っていらっしゃる方、ピアノから離れて、もっと違う観点で考えてみてください。 そのポ...
ピアノのお部屋

ピアノでもヴァイオリンでも好きなものばかり弾いて(練習して)いたら残念というおはなし

思い起こせばもう数十年前、私は子供時代になんてまあ、沢山の好きでもない曲を弾いていたんだろうと思います。当時の日本では、ピアノの先生に「この曲は嫌いです。やりたくない」なんて口が裂けても言えません。与えられたものを、「やらなければいけないも...
ピアノのお部屋

ピアノともヴァイオリンとも直接関係ないのだけれど「良い人間」であることは素晴らしいというおはなし

ムスメ関係で交友が始まったあるご夫婦のお話です。 表現の仕方がわからないので「良い人間」と書いたのですが、本当にどう表現していいかわからない、とにかくこの人達がとても「良い人達」なのです。 そして、そのご夫婦の周りのご友人達も「良い人達」...
ピアノのお部屋

大人のピアノ クラシックピアノの「独学」はありか、なしか問題 私にとっては、なし

子供の頃にピアノを習っていて、大人になって再開したくなった、もしくは、全くピアノを触ったことがないのだけれど、始めたくなった!と思い立った場合、どうしますか? あなたが特に、全くのピアノ初心者の場合、私は独学ではなく、きちんとした先生に習...
ピアノのお部屋

面倒くさい子供でも、時間が経つと変わるので面白い、というおはなし

その男の子が一番初めにうちに来たのは、約4歳の時でした。 日本の子供は2、3歳であっても芦田愛菜ちゃん(さん)さながら、頭が良くて、おしゃべりも大人顔負け!という子がいますが、こちらでは(とざっくり言って良いのかも疑問だけれど)子供はまだま...
ピアノのお部屋

人に「教える」ということは、自分が成長できるありがたいチャンスである事を忘れないこと

そのものずばり、お題通りです。 それがピアノやヴァイオリンでなくても同じです。 大昔の話です。私がサラリーマンだった頃、当時のある上司が、自分があるファイナンスの資格試験に合格する為、毎朝ミーティングで私達にレクチャーをしました。名目は、...
ピアノのお部屋

理想のピアノ・ヴァイオリン教師とはまるで理想の上司とそっくりな件について

*写真は本文と関係ないけれど、ムスメとランランさん 昨日は音大の教授試験を見ての「理想の教授とは」でしたが、昔書いたものをちょっと引っ張り出してきました。 私はピアノの教師ではあるものの、一般の企業で働いた経験もあります。なので、「理想...
ピアノのお部屋

ピアノやヴァイオリン、教師に必要なスキルとは?音大教授試験を見て学ぶこと

ウィーン国立音楽大学は国立であるため、ほぼすべての試験は公開で行われます(これは音大の事務局が私に言ったので本当)私が喜んで足を運ぶのは、ヴァイオリンの教授の試験です。 まずは自分の演奏、30分。そして2人の違う生徒のレッスンをします。合...
ピアノのお部屋

他人を尊重する時代の到来?他人を尊重すれば、自分も尊重されるようになるというお話

昭和の時代と違い、今は「人と自分を比べることはやめよう」という考えが広がっています。 昔は「あの人に負けるな!」とか「誰よりも我慢する事が美徳!!」といった価値観が賞賛されましたが、現代ではこれらを全て受け入れることは問題視されます。 さ...
ピアノのお部屋

ピアノが上手く見える人はどこが違うのか?鍵盤と手のフィッティング関係の大切さ

これは大人になってからピアノを始めた人から良く聞く言葉です。 「一生懸命に毎日練習して、頑張ってるんだけれど、自分の演奏を録画にとってみると、なんかこう、ダサいんです。。。」 なぜ「ダサく」見えてしまうのか?どうして「カッコよくみえない...
ピアノのお部屋

今更ですが、「留学のすすめ」外に出て多くの経験を重ねると、やっぱり楽しい、というお話

娘は現在ウィーンからマドリードに留学中です。 私のように東京からウィーンという距離に比べれば、たった2時間のフライトで何が留学だよと突っ込みたくもなりますが、まあ、一応留学です。 生まれて初めてひとり暮らしを経験し、違う言語の中で、違うメ...
スポンサーリンク