はじめから一定のテンポで弾くことを徹底して教えないと、ダダ崩れになってその癖はちょっとやそっとじゃなおらない話

ピアノのお部屋

ただいまウィーンは夏休みです。
こちらの夏休みは日本に比べると、非常に長く、州にもよりますが7月8月はどっぷりとお休み、と思っていただいて構いません。で、以前にも書きましたが、子供たちは素晴らしいヴァカンスを楽しみ、余程まじめな子供、もしくはやることがないコロナ禍以外ではレッスンに来ないのが普通です。(本気組は違います。本気組にとって夏休みは猛練習の時期となります)

さて、のんびりとお休みをしていたのに、9月になると(こちらは9月が始業)ど〜〜〜〜っと新生徒たちが紹介によって、私のところに来るのが通常です。そして、本当にこれはお約束なのですが、他所でピアノを習ってきた子供たちの多くが、「はじめから終わりまで同じテンポで演奏する」ということができません。もう、これは本当に毎年のアルアルです。

そのたび、「なんでこんな事をはじめっから徹底して教えないんだ」と思うのですが、子供たちも別に趣味レベルでろくに練習もして来ず、教える側も匙を投げる、のも想像できるのですけれどね。ちゃんと教えればいいのに、と思います。

初めて私のところにくる生徒さんを教えるのは、とても楽です。
言うことをきちんと守ってくれるし、はじめからこう言うものだ、と思って勉強すればそれは別に難しいことではないのです。

でも、気まぐれに練習して、できるところだけ速く弾いて、できないところは超ゆっくり、でもって、練習の仕方も部分練習なんて存在は知らず、いっつもはじめっからダラダラと弾くような事を繰り返していると、それはもう習慣となって、よっぽどきっちり教えないと治らない。。。。

私のところに来ると幸いみなさんきちんとやってくれるので、数回のレッスンでかなり改善されるのですが、9月にまたそういう子たちが来るんだろうなあ、とふと今日思ったところです。

今は夏休み。この期間は大人の生徒さん達と楽しく過ごして、9月からのハードワークに備えます!