ウィーン生活費2025|音大生が暮らす現実のコストとは

音楽留学と演奏生活

🎻【2025年版】ウィーン大学公式:学生生活費の目安とは?

久々に日常を書いてみたいと思います。すっかりご無沙汰でございます。

今年の6月をもってマドリードの音楽院を卒業した娘はウィーンに定住することになりました。
今までは居住地はウィーンでありながら、ほぼ毎月マドリードとスイスを行ったり来たり、本当に移動の多い3年でした。ひとり暮らしのような体験もしたし、多くの友人に恵まれ、とても良い期間となったようです。

さて、私は長い間のひとり暮らしもどきを満喫していたのですが、ずーっと同じ所にいられるとお互いストレスも溜まり、大バトルも相変わらずありますが、それでも楽しく暮らしています。
目下のところは、目指せ、大学院卒業!です。

正直なところ、アルバイト(卒論)準備も別に問題もなく(ドイツ語母国語だし・・・)ディプロマ、と呼ばれる卒演であるソロの演奏は本人が頑張れば良いのでそんなに大変でもなさそうなのですが、難儀なのが「室内楽」です。

ウィーン国立音楽大学は2回ある卒演で「室内楽」という面倒なものをクリアしなければいけません。それも八重奏のような大きなモノが好まれるようで、一緒に組んでくれる人を探すというのは難しいのです。

娘のことばかり書くと怒られるので多くは書きませんが、7歳くらいから音大に所属しているので(当時は子供も一括りで『予備科』の学生だった)ウィーン国立音楽大学は変な話、「おうち」みたいなものです。
そういう人は娘だけではなく、彼女のような歳でもまだ大学に所属している仲間は結構います。彼らと再会してお茶をしたり、近況報告は楽しく、教授たちとの再会も嬉しいようでやれやれです。

うちの事を書いてもあまり面白くないと思うので、以下、ウィーン大学のホームページからの抜粋です。
ウィーンの最近の生活費について、ご参考になれば。


💶 2025年版:月々の生活費(目安)

※以下の数字はあくまで参考値であり、実際の支出は個人差があります。

項目 月額(ユーロ)
住居費(管理費込) €450
食費 €350
公共交通費(Semesterticketなど) €30
学業および個人費用(書籍・余暇) €400
合計 €1,200~€1,230

🧾 内容解説

🏠 住居費(€450)

WG(ルームシェア)や学生寮を想定した金額です。
日本人学生が個人でアパートを借りる場合、この金額より高くなることが一般的です。

🍽 食費(€350)

自炊中心の節約生活を想定した目安です。
カフェや外食を利用する頻度によっては、さらに上がる可能性があります。

🚋 公共交通費(€30)

26歳未満の学生がSemesterticketを購入した場合の月平均額です。

📚 学業・余暇費用(€400)

書籍代、コンサートや映画、楽器メンテナンス、個人の趣味にかかる費用を含みます。
ウィーンで文化活動を楽しむ学生にとっては現実的な水準です。

✅ まとめ:最低限の生活費として€1,200〜

ウィーン大学は、留学生が快適かつ持続可能な生活を送るための最低限の生活費として「月€1,200〜€1,230」を目安にしています。

ただしこれはWGや寮を前提とした金額であり、市内で1人暮らし用のアパートを借りる音大生の場合、家賃が€700以上となるケースが多いです。

🔗 情報出典

ウィーン大学の公式情報はこちら → Universität Wien