2023-06

ピアノとヴァイオリン

「私になんて良いピアノは必要ないの、下手だから、安いモノで充分!」という考えについて

私のところに訪れた、大人でクラシックピアノを始めたいという女性が最初に言った言葉です。正確にいうと、彼女は「中古の安い電子で充分」と言いました。 これを聞いた時「おお、こっち(欧州)でもそう考える人がいるんだ!」と本当に驚きました。 日本の...
ピアノとヴァイオリン

情熱的な大人の生徒さんが綴るピアノ練習日誌 偉いよ〜〜〜!

私の生徒さんたちは、特に大人の生徒さんですが、本当に優秀です。 ピアノを弾くことが好きで、その為に楽しんで練習する毎日です。好きこそ物の上手なれ、を実践している人たちばかりです。 あるとても熱心な大人の生徒さんのお話です。 私は彼女に「暗譜...
音楽留学のために

出たいコンクールを選ぶときに審査員の顔ぶれに注目することもたまには助けになるかも、というお話

しつこいですが、私は日本のコンクールについては全く知識がありません。 よって、私が書く事すべて、日本のコンクールには該当しない、と思って読んでくだされば助かります。 さてさて、私が今日書くのは「審査をする人間は、必ずしも全員が万能でも神でも...
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ピアノとヴァイオリン

演奏家はアスリートと同じ。大切な本番に備えて身体を整えることの大切さについて

みなさん、学生時代にコンチェルトを全楽章、人前で演奏したことがありますか?ソナタでもいいや、全楽章です。 ヴァイオリンなどの弦楽器の人は、普通にあると思いますが(それでも日本だと全楽章をというのはちょっと難しいかも)ピアノとなると、私の時代...
ウィーン生活

地震のない都市、ウィーンでも非常事態に備えなければいけない、と思った昨日のブラックアウトの件

まあまあ、驚きましたよ。 昨日、夜の10時頃、いきなり電気が全て消えました。「やだ、うちだけ?」と思ってスタジオ外の通りに出てみると、うちの建物、迎えの建物をはじめ、数軒の電気がついていません。幸い、道路の電気はついているのですが、建物の窓...
ピアノとヴァイオリン

ピアノ(場合によってはキーボード)購入の際にはピアノの先生に相談することを絶対にオススメします。追記ヴァイオリンも

これはもう、本当にお願いしたいことです。 もう昔の話になりますが、うちに習いたいと言ってやってきた子は、家にキーボードを持っていました。親御さんが、お嬢ちゃんにピアノを習わせようと思い、まず先生を探す前に中古のキーボードを買ってしまったので...
ピアノとヴァイオリン

ピアノのレッスンでのトラブル(1)きちんとした距離感が大切、敬語で話そう、のお話

今日は、ピアノのレッスンでありがちなトラブルを避けるため、私が気をつけていることを書いてみたいと思います。世の中には星の数ほどの種類の教師と生徒がいて、そのケースも数えきれないほどあると思いますので、あくまで「私の場合」ですが、ご参考になれ...
音楽留学のために

音楽留学とアルバイトについて アルバイトすることは可能?そしてその弊害と欠点

オーストリア 音楽留学中にアルバイトをするということ アルバイトをしなければ生計がたてられない学生 日本の音大生のイメージは、私が日本にいた昭和の時代は女の子ならお嬢様、男の子ならばおぼっちゃま、の時代でした。裕福で優雅なイメージです。しか...
音楽留学のために

ピアノ・ヴァイオリンで音楽留学するには、どのくらいのレベルが必要なの?の件

ヴァイオリンやピアノで音楽留学するのには、いったいどのぐらいのレベルが必要なのでしょうか? ウィーン国立音楽大学のヴァイオリン、演奏科(Konzertfach)を例に挙げ、私の考えで書いてみます。 この質問は、生活費などの質問の次に、とても...
音楽留学のために

オーストリアに留学すると、日本の音大に通うよりも本当に安くなるのでしょうか?安いから留学するという選択について

これは、2021年に書いたものなのですが、かなり状況も変わっているので書き直してみたいと思います。 ウィーンに留学したら、月にいくらくらいかかるのでしょうか?というテーマで以前書いたことがありますので、興味のある方はそちらもご覧になってくだ...
音楽留学のために

大学に合格した際の教授へのお礼は? 日本と欧州の違いについて 現金はアウト

留学先の大学に合格、その際のお礼についていくつかのご質問をお受けしたので、今日はそのことについて書きます。それぞれの方にはお返事したいと思っていますが、お待たせして申し訳ありません。 さて、本当に注意していただきたいことは大きくただ一つ、私...
音楽留学のために

他人の意見を聞くことは参考になるけれど、最終的には自分のことは自分で決めるべきというお話

あるどこかの音楽大学に(しつこいですが、日本ではない)ある教授がいて(日本人ではありません)その人は音大で教える傍ら、オーケストラ勤務をしていました。その教授は、学生にかなり強引にオーケストラの入団試験を受けることを勧めます。(音大名も専攻...
音楽留学のために

オーストリア音楽留学、教授を見つけましょう② 各音楽大学のウェブサイトのご紹介

写真はウィーン国立音楽大学の校舎です。 ウィーンの3区にあります。 オーストリアの音楽大学のリンク集 さて、ひさびさに留学用にお役に立つ(かもしれない)リンクをアップします。来年はコロナもおちついて、留学活動が復活できるかもしれません。そう...
音楽留学のために

音楽留学、はじめの一歩。まずは習いたい教授を見つけましょう①

音楽留学する為の教授の見つけ方としてマスタークラスをあげています。オーストリア、カリアリのマスタークラスの体験談を載せています。
音楽留学のために

子供音楽留学のメリットとデメリット 留学するのに適した年齢とは?

子供留学をいくつか見てきて思うことがあります。本当にケースバイケースで、実力も経済力もみんな違います。全く一概に良いとか悪いとか言えないのですが、ざっくり言って、どの時期で留学すると良いのでしょう?ちょっとみてみましょう。 どんなに若くとも...
ピアノとヴァイオリン

ピアノや語学の練習は、テンポにちょっとブレーキをかけるだけで余裕ができて上手くなるという話

*さ〜て、本題に入る前にマロンケーキをおひとつ。これは、以前住んでいた家の近くのBürgerというケーキ屋さんのもの。マロン、大好き* さて、今日のお題、これ、本当なんですよ。 私がウィーンに来たばかりの頃、よくこちらの友人に言われました。...
音楽留学のために

ウィーンの安全神話が崩れた一瞬 知人の昔の体験談から

ウィーンは比較的に安全な街だとしばし書いてきました。私は35年以上ここに住んでいますが、命の危険にさらされたことはありません。 もちろん、かなり気をつけて生活しています。日本からの旅行者が普通にやる - カバンのチャックを開けっぱなし - ...
ピアノとヴァイオリン

ピアノのレッスン同伴、親御さんはいつも大変、なお話

ピアノの生徒ちゃんも中学生くらいになるとひとりでレッスンに来るのですが、お国柄もあり、中学生以下の学童は親がレッスンに連れてきて同伴しているケースが普通です。 日本では小学生くらいの子供でも、何十分も電車に乗って移動する、ということが普通の...
ピアノとヴァイオリン

日本人のピアノの先生が、欧米で現地人(日本人以外の生徒)にピアノを教えて、どびっくりするアルアル話

以前にも書きましたが、夏が近くなるとなおさら持ち出したくなるこの話題。お付き合いください。 さて、日本と(多分アジアと?)欧州での生徒の違いは結構あります。 何十年も経った今では、すっかりこちらの子供達に慣れ、真面目な日本人の生徒さんに戸惑...
ピアノとヴァイオリン

ピアノが上達する、ちょっと違った練習とは言えない練習方法とは?

私のところに通っている、ある幼稚園の年長くんはとても可愛くて、私はメロメロです。 なにか新しいことを教えると、嬉しそうにその大きな二重の目を輝かせて、口角を思いっきりあげて、「にや〜〜〜〜」っと笑う。その笑顔がもう、たまらんというか、ほんと...
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