音楽留学 子供が留学するには? 

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音楽留学 子供が留学するには?

お子さんの留学を望む親御さんもふえてきています。理由もそれぞれです。昔は裕福なご家庭の子女がソリストを目指して留学というパターンが多かったと思いますが、今は多様化しています。それは例えば、

1. 学費が安いから

2. 国際人に育てたい

3. 親御さんが子供と一緒に海外に出て人生の幅を広げたい

です。では、順を追ってみてみましょう。

音楽留学 子供編学費は?

ウィーン国立音楽大学には才能クラス(Hochbegabtekurs)という機関があり、1ゼメスタ(半年)で500ユーロです。在学資格は16歳の誕生日までです。

ウィーン国立音楽大学 才能クラス

娘が懇親にしているドーラ・シュヴァルツベルク教授の所にも優秀な子供達が数人います。そしてきょうだい2人入学すると、学費はひとりぶん、というお得な特典もあります。個人的には勧められませんが、ピアノとヴァイオリン等かけもちしても500ユーロです。良心的。

国際人に育てたい(目的はソリストではない)

私も多くの教授連も、「わざわざ子供の時から留学してくるのだからもちろんソリスト志望だろう」という先入観がありました。しかし最近の傾向は変わってきていると思います。ある時、某教授が私に、「◯◯さんは練習量が足らなくて下手になる一方で困っている。どうにか伝えてくれないか」と頼んできた事があります。しかしそのご家庭を見る限り、別にバリバリのソリスト志望とは思えませんでした。楽器がきっかけで留学してきても子供の自我が目覚め、他の道に進んで幸せになっている人もいます。どの子を見ても今のところ留学をしてきて幸せそうに見えます。

親御さんが一緒に来て第二の人生の幅を広げたい

こう書くと「子供の為に一生懸命なのであって自分の楽しみなんてない!」と思われる人もいるかもしれませんが、それは昭和の考え。私から言わせると、Wie so nicht?、なんで悪いの?と思います。実際皆さん大変ながらも楽しんでいらっしゃると思います。子供にとって親が幸せにしているのは最高な事です。堂々と楽しみましょう。

才能クラスとは?

他の州にも子供の入学できる機関はありますが、例としてウィーン国立音楽大学の「才能クラス」について書いてみます。

ウィーン国立音楽大学、才能クラス(Hochbegabtekurs)とは

満16歳までが在籍できるウィーン国立音楽大学の附属機関です。しかし、ここで注意していただきたい点があります。これは日本で言う音楽大学の「付属小学校・中学校・高校」とは全く違うものです。ここで受けられるものはぼぼ、毎週のレッスンのみ、と考えてください。14歳までの子供は義務教育を受ける義務があります。よって、子供は現地の普通の学校にはいらなければなりません。子供が留学するのは「全面的に面倒を見てくれる方的に定められた保護人」がいない限り違法になります。

*手続き的に、親御さんの滞在許可書を取るのはかなり大変です。それでも取得していらっしゃる方もいらっしゃるので細かいテクニック的なことは直接お問い合わせいただければと思います。噂はいい加減なもので、知らずに不法滞在をしていらっしゃる方の話をよく耳にします。不法滞在がバレるとそれ以降、正当に滞在許可を取得する権利がなくなるだけでなく、数年間EU国内に入れません。気をつけましょう!

16歳を過ぎたら「予備科」

16歳を超え、入学試験に合格すると「予備科」に所属する事ができます。こちらはとても素晴らしく、授業料は年間登録料のみで外国人に対しても日本円にして2千円ちょっとです。19歳まで在学する事ができます。予備科は主科のレッスンの他、アンサンブル、そしてソルフェージュのクラスがあります。このソルフェージュのクラスは音大(バッチェラー)の入学試験の準備をするのでとても役に立ちます。担当の先生が試験問題を作ります。予備科も日本の音大付属高校とは違うので、「大学」でもないので滞在許可申請の状況は上の「才能教育」とほぼ同じです。

入学試験

以前は「音楽大学(バッチェラー)」も「予備科」も「才能クラス」も同時に入学試験を行なっていたのですが、今年は「才能クラス」と「予備科」は切り離して入試が行われました。時期も変わる可能性があるので早めに調べましょう。