目次
ウィーン留学の生活費、授業料、かかる費用
ウィーンに留学したら月にいくら位かかるのでしょうか?
勿論これは人によって全然ちがうとは思いますが、常識的な平均で考えてみたいと思います。このお題は数年前に書いたものなので、ちょっと書き加えます。2022年、物価、光熱費、上昇しています。残念ですが…
ウィーンの家賃
シェアハウスの場合 WG(ヴォーンゲマインシャフト)
ひとつのアパートを数人でシェアするので月額は安くなります。光熱費を入れて400€前後で、贅沢を言わなければもっと安いものもあります。
長所
- 自分でアパートを借りるより安い事が多い
- 寂しくない、ドイツ語が上達する(かも)
短所
- 同居者と生活リズムが合わないとイライラする
- 練習がしづらい
ウィーンの学生寮
1区 ヨハネスガッセ学生寮
ここはウィーン国立音楽大学の1区校舎とウィーン私立音楽大学から歩いて1分のところにある、最高な立地の学生寮です。練習室もあります。
その昔、ウィーン国立音楽大学はここのヴィヴァルディザールで入試が行われていました。
他にもいろいろな学生寮があります。親御さんにとっては安心かもしれません。
ウィーンで普通のアパートを借りる
これが一番多いパターンだと思います。立地によりますが、安いところで500€からくらいでしょうか。しかし女の子の場合はやはり安全面を考えると学校に遠くなくて、安全な場所がいいと思います。そうすると800€くらいは予算に欲しいところです。ウィーンは安全な街ですが、語学があまり出来なく、ひとりで何もかも迅速に処理できない場合はやはり良い環境のところが望ましいです。
ピアノ科の人はピアノをリースすることができます。グランドピアノだと月額150€くらいからあると思いますが、お店がいくつかあるので相談してみると良いと思います。
アパートを借りるときの一番の問題は「音出し」です。騒音についてはこちらに書きましたのでご参考にしてみてください。不動産会社は日本と違い、入居後のケアはありません。
ウィーンで食費・衛生用品
1人暮らしで自炊というのも不経済ですが、毎回外食よりは健康的だし良いと思います。贅沢をしたらきりはありませんが、こちらの学生さんは400€くらいで抑えている人が多いです。
その他
通信費が約20から40€、
保険料が多くて200€
交通費は正規の学生であれば割引があります。
ウィーン国立音楽大学、他の音楽大学の学費
こちらにオーストリアの音楽大学の授業料をまとめました。
これ以外にもウィーンの音楽学校はあり、以前は滞在許可をとることもできましたが、現在はコロナのせいでとてもむずかしくなっています。いくつかの音楽学校は、子供留学の付き添いのお母さんが入学して滞在許可を取ったりしていたのですが、今はそれも不可能でしょう。(2020年のコロナで状況が変わっています。滞在許可の取れたプライナー音楽院は2020年をもってなくなったようですが、他に滞在許可の取れる音楽学校もありますので、いつかお知らせします。
ヴァイオリン・ピアノの教授のレッスン料
ウィーン国立音楽大学と私立音楽大学で教えている先生たちの場合、ざっくりで申し訳ないですが、ワンレッスン100€〜300€です。学科にもよりますが、100€以下は少ないと思います。徹底してお金を取らない先生もいるようですが、おとりにならない理由はあるわけで、まずはアプローチしてお伺いするのがよいでしょう。
受験前で集中してレッスンを行う場合は割引してくださる人もいるので、それも個人個人で交渉します。
また、普段はお金を取る先生でも、入学前のレッスンでレッスン料はいらないという先生もいます。その理由は受験後に「あんなに払ったのにクラスにとってもらえなかった!」と言われトラブルになるのが嫌だから、という先生もいらっしゃいます。(もちろんプライベートレッスンをしたからといってクラスに入れる義務はない)本当に入学したいのならば、本当にその先生のクラスに本当に空き席があるか、先生が自分に興味があるかないか、入試で点数が取れそうかどうか、納得いくまで伺うとよいです。何年間もプライベートで滞在するのはちょっと問題です。(滞在許可書の問題等もあるので)
ちなみにコレペティの先生はどんなに安くてもワンレッスン30€からです。お土産で済ますようなことをしては決していけません。必ずお礼の金額を聞いてお渡しするようにしてください。コレペティの先生についてはこちらにもこちらにも書いているので、興味のある方はどうぞ。
その他、思いついた事項があれば書き足していきたいと思います。お望みの情報があればお知らせください。