出たいコンクールを選ぶときに審査員の顔ぶれに注目することもたまには助けになるかも、というお話

音楽留学のために

しつこいですが、私は日本のコンクールについては全く知識がありません。
よって、私が書く事すべて、日本のコンクールには該当しない、と思って読んでくだされば助かります。

さてさて、私が今日書くのは「審査をする人間は、必ずしも全員が万能でも神でもない。時にはとんでもない人がいるので受ける前に、誰が審査員かはチェックしてみても無駄にはならないかもよ」という事です。

なんで私がこんな事を書こうかと思ったかというと、数年前に某音大入試の教授試験で、変な指導をする受験者がいたのを思い出したからです。

ある人は、ヴァイオリンと弓の動き、身体の動きについて学生に、「うっそ=!」と思いたくなるような事を言っていました。具体的に書くと面倒くさいので書きませんが、この人が万が一、どこかのコンクールの審査員になったら、自分の思い込む「悪い」と思うものに悪い点をつけるのだろうな、と思ったら少しですがゾッとしました。

ある人はモーツァルトのコンチェルトの指導の際、「絶対逆さだな」と思う指導をしていました。
私は自分ではヴァイオリンは弾けませんが、ムスメに付き合って、これまで本当に多くの巨匠の指導を見てきました。ヴァイオリンは曲数もピアノほど膨大でないので、大抵の曲なら、「多くの名のあるきちんとした教授なら、ここはこう指導する」みたいなものは、大抵一緒なのです。

あまりに変な、というか何言ってんだ?ということを指導していたので、審査員の顔を見ると、多くの人が苦笑いをしていたので、まあ、他の人が見ても、変な指導だったのでしょう。

数年前の某国の子供向けのコンクールでは、音楽と関係ない学校の先生が審査員に入っていたし(人数あつめだったそう)結構なんでもありの感じです。

だから、練習不足で落ちたのなら仕方ありませんが、悔いのない練習をして、演奏を出来たのに、あーあ、ってことにならない為にもチェックするのは無駄にならないと思います。ご参考まで。