情熱的な大人の生徒さんが綴るピアノ練習日誌 偉いよ〜〜〜!

ピアノとヴァイオリン

私の生徒さんたちは、特に大人の生徒さんですが、本当に優秀です。
ピアノを弾くことが好きで、その為に楽しんで練習する毎日です。好きこそ物の上手なれ、を実践している人たちばかりです。

あるとても熱心な大人の生徒さんのお話です。
私は彼女に「暗譜してきてね」とか「練習してきてくださいね」なんて全く言ったことがありません。
だって、言わなくても練習してくるし、暗譜もさっさとしてきます。
練習法も熱心に聞いてくるし、とにかく楽しんで毎日ピアノを弾いています。

で、あまりにも暗譜をするのが早いので、毎日のルーティンを彼女に聞いてみました。
すると、こんな感じだそうです。

朝起きて、朝食を済ませてゆっくりしたらピアノの練習。
この時は習っている曲、ハノンからバッハから曲まで、すべて、今まで習ったもの全部弾くそうです。
そしてもちろん部分練習等もするそうです。

で、仕事をして、ランチをとって、午後のミーティングやなんやら済ませて(自営業)午後のピアノの練習は、直近で習っているもの、まだできていないものなどを集中して練習するそうです。

そしてまた仕事やらショッピングやらを済ませ、夜はご主人とディナーの後に、彼に聞かせる、みたいな感じだそうです。

そして大切なのが隙間時間です。

仕事をする時とか、ちょっとした時に今取り組んでいる曲を思い返すそうです。

「ああ、ここでメロディーはこっちに行って、左手の音はCだったわ、」みたいな感じだそうです。
そして特に就寝前にベットの中でイメージの中でピアノを弾くそうです。

もうね、これを聞いて思いましたよ。
やる気のない音大生(失礼、たまにいる)よりこの人は偉いんじゃないかと。。。。

まあ、程度はあるにせよ、彼女にとってピアノは全くの「趣味」です。
普通に人生を豊かに楽しくするためのツールなのです。演奏会を訪れることも大好きだし、ご主人も大のクラシックファンです。

これだけ楽しく学べるって素晴らしいと思いませんか?

彼女の情熱と継続する努力は、ピアノを愛する心の輝きとなります。彼女の姿に触発され、私も一層の情熱を注ぎたくなりました。