ピアノ上達法 ピアノが上達するコツとは?といつも聞かれるのでその件について

ピアノとヴァイオリン

よく「ピアノが上達するにはどうしたら良いですか?」という質問を見かけますが、私の答えはとても単純で「良い先生を見つけること」です。

以前にも書きましたが、独学は時間の無駄になるのであまりお勧めしません。
さて、どんな先生が「良い先生」なのでしょうか?それも答えは簡単で「教えている生徒が均等にムラなく上達している」ことです。

もちろん生徒自身の練習量も大きな役割を果たすのですが、教師の指導が残念な場合、どんなにたくさん練習しても、当時の可哀想な私のように絶対に上達しないのです。

逆に先生が優秀であれば(他人を上達させる技術を持っている)そんなに何時間も練習しなくても、それなりに上手くなるものです。

それでは、その「生徒を上手にする技術のある先生」を見つけるためにはどうしたら良いのでしょうか?

以前にも書きましたが、私は「統計」を重視します。
子供の先生を探す場合は、発表会をのぞいてみるのもよし、そこで子供達が均等に、上手そうであればまあ、間違いないでしょう。音楽大学に毎年確実に合格者を出している先生であれば、間違いありません。

先生選びの落とし穴をひとつだけ書いておきます。

「先生の人格が素晴らしい」「とても優しくて思いやりのある先生」を強調する生徒さんが多くいらっしゃいますが、やっぱり大切なのは実績・実力です。その先生が大好きで生涯の友としてレッスンに通うなら良いですが、ピアノを上手くなりたいのであれば、もちろん人格、性格は悪くては困るのですが、ある程度の出口は必要になると思います。

教えるのがかなり残念なのに(習っていても一向に上手くならない)、先生に愛着があってやめられない、という場合、それが趣味なら個人の自由ですが、将来のある子供の場合はきちんと親御さんが考えてあげるのも悪くないのかな、と思います。

ピアノの上達のコツは簡単です。
良い指導者のもとで、コンスタントに練習すれば、絶対に上手くなります。
それほど指導者は大切なのです。