ウィーンから あれから10年
東日本大震災から10年が経ちました。
当時、
24時間放映されているニュースや
ネットをずっと見ていて
何もできずに
涙ばかりが流れました。
地震、津波の次は放射能の恐怖
こんなに離れたところに住む
私のところにも
その悲しみと恐ろしさは
確実に伝わってきました。
ウィーンのこの街で
出会う人ほぼ全てから、
(しかも知らない人も含め)
優しい言葉をいただいたことは
忘れられません。
「うちは2部屋開いているの
あなたの家族が
住むところがなくて困っているのなら
5人くらいはうちに住むことができるのよ。
遠慮なく、来てちょうだい」
という本気での提案は複数、
道を歩いていると、
知らない人から急に、
「あなたは日本の人ですか?
今回の津波で心を痛めています。
強い日本人の精神を誇りに思います」
と手を握りしめられたり、
今思い出すだけでも
何もできない自分が悲しく
胸が潰れそうな気持ちになります。
毎日、
生かされているという思いを忘れず
大切に生きていきたいです。
亡くなられた方のご冥福を
お祈りするとともに
震災以来、
今も苦境におかれている
方々が、
安らかに生活できる日が
来ますように。。。。。。