何でもかんでも高くなるウィーン ショックな値上げはカフェ・モーツァルト系のマローニ・ブリューテ

ウィーン生活

はい、そのままズバリでございます。
秋になったらマロン系甘いものを制覇する私ですが、なんと、カフェ・ラントマンやカフェ・ムゼーウムなどで食べられる秋の風物詩、マローニ・ブリューテの値上げにショックが隠せません。
写真は数年前、私がカフェ・ラントマンで食べた時のものです。

以前の値段は捻出してしまったのですが、「まあ、大きいし、いっか、」と思えるお値段でした。
それが今朝、カフェ・ムゼーウムでカウンターを覗くと、なんと12.5ユーロというお値段がついているではありませんか!

これね、日本円にしたら2000円近くですよ。日本は、外国のスイーツとかがデパ地下にあって、結構なお値段なので、この値段を見て「ふーん」くらいにしか思われないかと思いますが、ここはウィーン。ケーキがそんなにべらぼうに高くなるなんて、あり得なかったお話なのです。

しかし、最近のウィーンの物価高には呆れます。
もう、スイスと変わらないんじゃないかと思います。パリに遊びに行った知人も「パリのレストランの方がウィーンより安くて美味しかった!」というし、年中マドリードとスイスに行く娘も「ウィーンの値段、あり得ない」と言います。

どこまで行くのでしょうか、この非情な値上がり。
で、給料は上がりませんからね。ひどいものです。

さて、上に「秋」だとか「秋の風物詩」なんて書きましたが、ウィーンはいきなり冬になりました。
うちのスタジオの室内温度は19度。

今朝レッスンに来た生徒嬢は毛皮のジャケットを着て、電子カイロを持ってきました。私も泣く泣く暖房を入れました。怖いなあ、いったい光熱費はどのくらいになっちゃうのかしら?

私の最大の楽しみ、マロン狩り(マロン系甘いモノの制覇)にちゃちゃが入って悲しいばかりです。生徒嬢に言わせると、「悲しまないで!ウィーンは無名のコンディトライ(ケーキ屋さん)で美味しいところもたくさんあるのよ!一緒に探索しましょう!」なので希望を持って頑張ろうと思います。