オーストリア・佳奈ピアノ塾から ピアノと電子ピアノ どっちにします?

ピアノ塾

オーストリア・ウィーン ピアノ塾 ピアノと電子ピアノどちらを買ったら良いですか?

「ピアノを習いたいのだけれど、どれを買ったら良いのかしら?本物のピアノを買わないといけないの?電子ピアノでもいいの?」というご質問をよく頂きます。今日はそのご質問に答えたいと思います。お役に立てれば嬉しいです。

ピアノと電子ピアノの違い

これは私たちにとっては当たり前のことですが、知らない人も多いので書いておきます。
今は「キーボード」(電子ピアノ)のことを「ピアノ」と呼ぶ人もいるので、この違いはいったいなんなの?と思う人も多いかと思います。
しかし今更恥ずかしくて今更聞けない。分かります。
その違いを説明します。

本物のピアノ=アコースティックピアノ

「本物のピアノ」「生ピアノ」(ビールみたいですが)などと呼ばれたりします。
これはうちのグランドピアノ。ヤマハのC2で(昔のやつ)サイレントを後付けしました。いい子です〜。

有名なYamahaのウェブサイトをご紹介します。
こちらです!
ここにある、アコースティックピアノというものが、本当のピアノ!です。
大きく分けて、縦型のアップライトピアノと脚が3本ある大きなグランドピアノの2種類あります。

現代はこれらのアコースティックピアノにサイレントシステムというものが取り付けられている場合があります。
詳しい説明はこちらを読んでいただけると良いと思いますが、簡単にいうとアコースティックピアノにサイレントのシステムが組み込まれていて、システムを切り替えるとヘッドフォンで夜中でも弾ける、という優れものです。私はこれを自分のグランドピアノに後付けしましたが、本当に重宝しています。

電子ピアノとは

簡単にいうと、アコースティックピアノ以外の全てのものです。
キーボード、と呼ばれたりします。

ピアノか電子ピアノ。どちらを買うべき? 3つのケース

① お子さんが初めてクラシックピアノを習うのであれば、このアコースティックピアノ別名、本物のピアノ、生ピアノ、アップライトピアノやグランドピアノ、をオススメします。理由は、お子さんがピアノを続けて、もし、将来音大に進学したいという気持ちになったときに、アコースティックピアノで練習していれば、(正しい指導の元等条件はありますが)基礎をきちんと学べているからです。その時のために、アコースティックピアノを持っていることは理想です。
② 大人が趣味で習う場合は、もちろんできれば本物のピアノがベストです。しかし、経済事情や住宅事情が許さない場合は、できるだけ本物に近いタッチの電子ピアノで充分だと思います。電子ピアノならヘッドフォンをつけて夜でも弾けますし、楽しみのためであれば電子ピアノでOKです。
③ クラシック以外の分野のピアノを習う場合、専門外なので分かりません。本物のピアノでなくても良い気がします。

どんなアコースティックピアノを買ったらいいの?

① お子さんが初めてピアノを習う場合

私が子供の生徒さんにオススメするのは、古くない、健康状態の良いアップライトピアノです。
お子さんが将来、本格的にピアノをやっていきたいと希望した場合、1日に何時間も練習することになります。
時として親御さんの趣味で、古くてもブランドのあるものを購入したいと言う方がいらっしゃいますが私は少し反対です。
例えば80歳のシュタインウェイは長時間の練習に耐えることができません。経済状態にもよりがよりますが、ヤマハのアップライトピアノの2番目くらいの値段のものがミニマムかと。

環境と経済的な問題がないのなら、迷わず1番小さくても良いので新しいグランドピアノサイレント付をお勧めします。
私の生徒の8歳ちゃん(当時7歳)の親御さんはかなりハッピーです。
7歳ちゃんのグランドピアノ体験

私の生徒さんの親御さんたちが「買ってよかった!」と口々に仰るのがこの8歳ちゃんのグランドピアノと、あとはアップライトピアノのサイレント付きです。特にコロナ禍で在宅が増えた親御さんからはかなり喜ばれています。親御さんたちがホームワーキングやズーム・ミーティングをしている間、子供たちはいつでも練習する事ができます。
ヤマハのアップライトにサイレントシステムを後付けした生徒さんもいます。

クラシックピアノを学ぶのに何故アコースティックピアノが必要なのか
技術が正しく学べない

正確なテクニック、打鍵や音楽表現はアコースティックピアノなしで学ぶことはできません。何故なら電子ピアノは電化製品であってアコースティックピアノとは構造が全く違うからです。
だから、例えば音楽大学を出て専門に学んだ人に高いレッスン料を払ってピアノを習っても、うちで電子ピアノで練習している場合は、自宅で正しい復習ができず、お金を捨てていることとなります。

お子さんが、もし音楽大学や付属の中高受験したいと言った時に困らない

重複しますが、上記のように、初めからきちんとしたピアノで練習していれば、万が一お子さんが音楽大学の付属や音大に行きたいと希望した時にきちんとしたテクニックがついているので困りません。電子ピアノから音大、というのは厳しいことになると思います。決心してからピアノを購入、テクニックのやり直し、はちょっと、かなり、きついです。実際、私は小学校の3年生まで電子ピアノで、そのあと苦労しました(体験談)

ご参考:日本の音楽大学ウェブサイト一覧

 順不同
音楽大学の学費についてはこちら:日本の音楽大学の授業料

② 大人が趣味でクラシックを習う場合

環境や住宅事情、経済状態が許さないのであれば、無理にアコースティックを購入する必要はないと思います。
音色が気に入ったのであればお好きなブランドのアコースティックピアノの中古を買うこともオッケーだと思います。現在はとてもピアノに近い構造の電子ピアノを出ていると聞きます。それらを選択するのも良いと思います。これらは、例えば仕事から帰ってきた場合帰ってきた夜に練習できるという利点もあります。

進歩して曲が進んでくると、電子ピアノで弾くのはきっと物足りなくなってくるでしょう。技術も限界がやってきます。進歩に応じて、これはアコースティックピアノが必要だ!と思った時点で考えれば良いと思います。練習室を借りる事も今は可能だと思います。

最後に大切なことを書き忘れました。
アコースティックにしろ電子ピアノにしろ、まずは師事している先生にご相談してください。
いずれにしても高いものなので、アドヴァイスしていただいた方が絶対にベストです!