ピアノや語学の練習は、テンポにちょっとブレーキをかけるだけで余裕ができて上手くなるという話

ピアノ塾

*さ〜て、本題に入る前に、今日の写真は、やってきました、秋のマロン・ケーキです。これはうちの近くのBürgerというケーキ屋さんのもの。実は昨日も今日も連日で買ってしまいました。危険すぎるう〜*

さて、今日のお題、これ、本当なんですよ。
私がウィーンに来たばかりの頃、よくこちらの友人に言われました。

「焦らないでいいから、ゆっくり話してごらんよ!」

もちろん、ドイツ語での会話の話です。どうしても「テンポで話さないと(変な表現だけど)下手だと思われちゃう」とか「ああ、これも言わなきゃ、あれも言わなきゃ!」と焦りまくり、結局何が言いたいんだか、相手にわからなくなっちゃうドイツ語になってしまっていたのです。どんなにわかっていても、若い頃は本当にこれができませんでした。

年月を重ねて歳をとってみると、大事なシーンな時こそ、かなりテンポを落としてゆっくり、そしてはっきりと話すことが大切だと言うことがわかってきました。例えば大事な役所関係のこととか、お金の関わることとか(笑)ゆっくり慎重に、考えながら丁寧に話すのです。そうするとあら不思議、あちらもゆっくりとはっきりと話すようになるし、お互いの意思が通じやすくなる。

ピアノもそう。
本番間近で、気持ちばっかり焦って、どうしても早いテンポで練習してしまう。これって、面白いくらい上達しないの、知ってますか?本番が近ければ近いほど、ゆっくりのスローモーションのテンポで、しかし指や身体の移動だけはテンポで素早く動かすのです。嘘だと思ってやってみてください。心が落ち着きます。テンポで演奏する練習も必要ですが、この練習はヨガのように心も落ち着くのでおすすめです。

今日は、アホのように速っぴきに凝っている少年がレッスンに来て、超特急のエリーゼの為を弾いたのですが、これもぐんとテンポを落とさせて、しかし移動はカッコよく忍者のように、と適当に(いい加減なわたし)乗せると、あらまあ、結構素敵になるものです。

どんな時でも、重大な時、高度に緊張して舞い上がっている時、全てのテンポにブレーキをかけてみてください。
心も落ち着くし、効果があります。