オーストリア情報 新型コロナウイルス状況 コロナ禍で留学?

オーストリア・ウィーン情報

目次

オーストリア情報

新型コロナウイルス状況

現在オーストリアでの感染者は1,195人

保険証によると現在(7月10日午前11時)オーストリアでは1,195人がコロナウイルスに感染しており、前日比で44人増加。これまでに18,625件の陽性事例が発生しています。

現在の入院者数は80人でそのうち9人が集中治療を受けています。前日比で3人減少しています。

これまでに683,484回のテストが実施されており、回復者数は前日比50人増の16,808人です。

疫学報告システム(EMS)によると死亡者数は681人。

これまでに2,744件のスクリーニング検査で10件が陽性となっています。

オーストリア全土で数日前から行われているコロナウイルスのスクリーニング検査で、最初の症例が明らかになりました。保健省によると2,744件の検査のうち10件が陽性でした。感染のほとんどは住宅環境で検出され、そのうち2件は食肉処理場で検出されました。ケースの一部は、オーバーエスターライヒ州で見られました。

従来の検査に加えて67万5千件のスクリーニング検査が実施されています。これは症状のないリスクエリアの人を検査することを目的としています。良いニュースは、老人ホームや老人ホームではまだ症例が検出されていないことです。

保健省によると、今後はスクリーニングプログラムを段階的に拡大していくとのことです。次いで、医療職、老人ホームや介護施設の入所者、24時間介護士、農業収穫ヘルパー、派遣社員、運送会社の社員などを自主的に試験することになります。連邦政府が資金を提供します。

コロナ禍での留学問題 行くべき?止めるべき?

10月から始まる新ゼメスタの為、留学についてお問い合わせを受ける事が増えてきたので少し触れてみたいと思います。

連日ご報告しているようにオーストリアにおける新型コロナウイルスは、政府の適切な処置のおかげでとても減少しましたが、政策が緩和されて以来ふたたび増加の傾向にあります。これは予想されていたこととは言え、秋にはインフルも出るでしょうし、また数が増えることは簡単に予想できます。よって、特効薬が出ない限り、秋から状態が爆発的に改善するとは私には思えません。

私が親だったらどうするかな?と考えてみました。まず最悪のケースを想定します。

ワーストケースは初めての外国で留学生がコロナにかかってしまった場合です。

軽症であれば自己隔離して自宅で療養、時期が経って陰性が出れば最高にハッピーですが、もし入院となった場合です。言葉もできない外国で通訳もつけられず(感染の恐れのため)親御さんがここに来たとしても病院に入ることさえできません。最悪の場合(書きたくないので想像してください)を想像すると、かなり嫌です。

オーストリアの医療は優れているとはいえ、結果が悪かった場合、満足できるでしょうか?

私だったら今の時期、言葉を自由に話せない国に、自分は娘を留学させないなと思いました。

とはいえ、「交通事故が怖くて外にも出られないのと同様だ!」と思う方はご自分の判断で行動するのがベストだと思います。

すでに留学していて今日本に帰国している学生さんたちはもうここの生活にも慣れているでしょうし、言葉もある程度できると思うので上記のように怖がる必要もないと思いますが、まったく初めて留学する場合は少し慎重に考えるのも良いと思います。