ピアノやヴァイオリンが上達するヒント 自分が自分の先生になってみようというおススメ

ピアノとヴァイオリン

よく人様の演奏を「ああ、ここがダメなんだよね」とか「ここがなってないんだよ」なんて批評するシロウトもしくはクロウトの人が居て、「じゃあ自分で弾いてみせてよ、ほれ!」と言いたくなることがありますが、そこからヒントを得た(?)上達方法です。

シロウトの人ははじめっから自分で演奏なんて出来ないのでお話にもならないのでここからは除外ですが、演奏できる立場の人は、それを自分に向けて成長してみましょう。

「私の演奏は最高、非の打ちどころはございません!」なんて人はかなり珍しいと思います。
少なからず、「私のここが欠点だよね」ということは認めたくないとしても、ある程度は分かっているはずです。

本当に上達したいと思ったら、目を背けずに、直視してそれを自分で認め、受け入れましょう。まず、それができたら上達したも同じことだと思います。

練習していてスラスラ弾けないところがあったら自分を誤魔化さず、逃げず、直視します。そして観察して考える。「どうして弾けないのかしら?」それを指導してもらうために、習っているわけですが、自分でも考えてみるのです。ビデオに撮っても良し、まずはゆっくり弾いて、自分の手や指の形をじっくり観察します。どうして転ぶんだろう、どうして速く弾けないんだろう、みたいな感じです。

「たくさん弾かなきゃいけないんだわ」と思って、はじめから終わりまで、つっかえつっかえ、何千回、何万回弾いても、断言して言いますが、うまくなんてなりません。めちゃくそになるだけで時間の無駄です。

よく観察して考える、もちろんきちんとアドヴァイスできる指導者に習うことは何よりも大切です。
独学でクラシックの分野の楽器は残念ながら、上達しません。膨大な時間の無駄です。

それでも自分で自分を分析し、考えることは必要です。習いっぱなし、というのもダメです。できる人は子供でもそれをやっています。

私がそれを大人の生徒さんに話したところ、次の週には彼女は自分で冷静に自分の弾き方を観察し、分析し、かなり良くなっていました。多くの発見があって、とても喜んでいました。

習った事を練習するのは当たり前に大切ですが、自分で自分を冷静に観察して分析し、解決策を練ってみることも大切です。専門にやっている人でも、自分はOKと思ってやらない人もいます。そうすると進歩がストップして残念、ということもあるので、やってみても無駄にはならないと思います。
当たり前のことですが、おすすめです。