今更だけれど、留学するとどんな感じ?年数による感じ方の変化と留学の勧め

ピアノとヴァイオリン

日本から米国や欧州に留学するとどんな感じなのでしょうか?
今はネットも発達し、情報量が昔のように少なくないので、メジャーな都会に留学する場合はそんなに身構える必要もなさそうです。無料で世界各国にスカイプ出来るし、本当に便利な世の中になったものです。

しかしながら、やはり「外国」
言葉の壁のある人にとっては、緊張感は今も昔も同じようなものかもしれません。

よく聞くのが、外国に来て数ヶ月達、外国語を話すことに恐怖感も減少した頃、海外留学を切望していた人は特に、全てが薔薇色に輝いて見えてきます。楽しくて楽しくて仕方がありません。

「なんて自由なんだろう、日本なんてここもダメあそこもダメ、遅れてるわ!」なんて思うものです。外国カブレになって、「ママ、こっちではそんな態度しないのよ!」なんて、親御さんが度びっくりするほど影響されたりします。着るものも趣味もどんどん変化します。

さて、1年くらい経つと、だんだん地面に足がついてきて、現地の嫌な面が目についてきます。
「ここの人って不親切!」とか「なんて不便なの!」などなど、日本がよく見えてきます。「やっぱり日本が世界で1番よ」と思い、帰国すると大感激するのですが、いざ帰国してみると友人に「留学先自慢」をしてマウントを取ってしまう。単純なものです。

そうこうして3年くらいで帰国すればまた普通の日本人に戻って、留学は「良い想い出」として永遠に心に残るようです。

さて、私みたいに35年すぎるともう、どっちもどっち、どの国でも良いところと悪いところがある、とやたら冷静にみるようになります。でも「住みたいのはどこどこ」とはっきりとした意思も出てくる。

留学すると、ベタな言い方ですが視野は確実に広がります。
だから、動きたくない人を無理やり扇動する気は全くありませんが、やっぱり飛び出る事をお勧めします。

音大生は特に親御さんが全てやってくれるおぼっちゃま、お嬢ちゃまが多いので自立にも繋がります。
私なんて自分で料理をしたこともなかったし、嬉しくて、初めの数ヶ月はケーキばっかり食べていました。(本当の話)こんなアホはいないと思いますが、とにかく良い経験になると思うので、留学はお勧めです。