オーストリア・コロナ感染状況、 ウィーンの診療所を訪問 6月3日(水)

オーストリア・ウィーン情報

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オーストリア・ウィーン情報

新型コロナウイルス・オーストリア感染の状況

オーストリア保健省によると、新型コロナウイルス感染者数は6月2日23時現在までで16.672人、現在の感染患者は461人です。これは週末のはじめに比べるとちょうど10人減となります。1ヶ月前の5月2日の感染者は1.800人で当時は400人を超える患者が入院していました。現在の入院患者は62人、集中治療室の患者は26人です。

コロナ以来初めてウィーンの病院を訪問!

右手親指のササクレが痛くなり、ひょう疽になっては大変と先週の金曜日、かかりつけのお医者さんを訪問しました。「病院」といっても日本でいう「街のお医者さん」です。街中にある一般の開業医のことで、ドイツ語ではPraktische Arztと言います。

ウィーンではまずこの開業医を訪れます。そして必要であればその開業医が他の大病院や、専門病院に患者さんを回します。

コロナも落ち着いたし、ウェブサイトには「予約必要なし」とあったのでいつも通り、直接出かけました。すると「コロナ注意事項」のプリントがあちらこちらに貼ってあ理、ドアは閉まっていて、いつもなら溢れるほどいる患者さんもいません。「あれー、やってないのかしら?」と思ってピンポンしてみると、先生がマスクをつけて、疲れ切った顔をしてドアを開けました。いつものかお馴染みの女医さんです。

「先生〜!お休みですか?」と伺うと、完全電話予約生にしているのだけれど、ウェブサイトには反映されていなかったようです。その時患者さんはおらず、ラッキーにも診察していただくことができました。家族全員、お世話になっている女医さんなので久々に話し込みました。

3月16日、外出制限措置が出てすぐに診療所は閉鎖。コロナの疑いのある人が絶対に来ないように徹底されていたようです。日本でもそうだと思いますが、コロナの疑いがあった場合、決して診療所や病院を訪れてはいけないのです。みんなにうつしちゃいますからね。

私のササクレを見て、「全然化膿してないから抗生物質を飲む必要はゼロ!相変わらず神経質ねえ!」と笑い飛ばしてくれたので安心しました。それでも抗生物質入りの軟膏と痛み止めの処方箋を頂きました。変わったところは、コロナ以来、必要最低限の量の処方箋しか出してはいけないそうです。買い占める人が増えたそうです。

先生、私よりずっと若いのにきっとコロナ疲れだと思います。ボロボロにお疲れの様子でした。それでも笑顔を見ることができてよかったです。私のササクレもほぼ、治りました。

オーストリアの「ストップ・コロナアプリ」使用者は?

アンショーバー保健相はオーストリア赤十字、医師協会と共に「ストップ・コロナアプリ」を紹介しました。

オーストリアにおけるコロナ感染の状態は非常に落ち着いてきていますが、大きな緩和規制後のコロナ第二波を防ぐためにもこの、「接触マネージメント」アプリは助けになると保健相は述べます。

赤十字によると、このアプリは今まで60万回ダウンロードされましたが、実際に使用しているのは30万件だそうです。

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私もダウンロードはしたのですが、見張られているような気がして使用はしていません。政府はこのアプリに個人情報を脅かすものは何もないと主張しています。フランスでも同様なアプリがありますがやはり人気がないようです。韓国はこのようなアプリでコロナを制覇したと聞きますが、どれが正しいのでしょうか?