グランドピアノが自宅にある素晴らしさと、出来るだけグランドを弾く機会を作ろうというお話

ピアノとヴァイオリン

以前、グランドピアノをゲットした生徒さんのお話を書いたことがあります。

彼女のやる気はあれから予想以上にパワーアップしています。前回のレッスンで教えた事は彼女なりにマックスに練習して進歩しているし、新しいものを学ぼうという意欲がすごいです。毎回目を輝かせて聞いてくれます。

私にとっての利点は、うちにグランドがあるので、彼女の家への出張レッスンができる、蓋を全開にして窓も開けられる環境なので(とにかく部屋が馬鹿でかい)「色々な音を聴き分け、そして美しい音を発信する」というレッスンができる、当たり前ですが、タッチがグランドピアノなので無駄に力む弾き方にならない<、等々ですが、やはり「美しい音を聴く訓練」が出来るのは最強です。

多分彼女は音楽大学に進学したりしないと思います。それをわかっていても、ご両親、素晴らしいお買い物をしました。購入したのは一番リーズナブルなヤマハのグランドピアノですが、音も美しくて良い楽器です。高いアップライトピアノと値段はあまり変わりません。

ご両親は忙しくてあまりうちにいないのですが、お手伝いさんが「こんなに小さいのに、喜んで自分からいつも弾いている」と感激しているのが印象的でした。

さて、経済的なことや住宅環境があるので、彼女みたいにグランドピアノを持てる自体、本当に幸せなことです。

実際、そんなラッキーな人はあまりいません。ピアノを生業にしていればグランドピアノを購入することはあると思いますが、趣味やごくふつうのご家庭で、グランドピアノを悠々入れられるお屋敷に住んでいる人なんてそんなにいないだろうし、大体そんな場所を取るもの、ご家族に反対されます。

しかし今のご時世、グランドピアノを置いてあるスタジオで、時間単位でリースすることはどの世界でも可能になっていると思います。

人によっては、贅沢ですが、ホールを借りて練習するアマチュアの人もいるようです。「弾いていて気持ちがいい」というだけでなく、上に書いたように耳の勉強には最適なのです。ガンガンバリバリ弾くだけがピアノではない、と実感できる瞬間だと思います。

経済的と時間的に可能であれば、積極的にグランドピアノに触れてみることをおすすめします。新たな発見が多いこと、まちがえありません。