ピアノのレッスン たまには面白いコードのお遊びで知らないうちに楽典知識もつくよ、のおはなし

ピアノとヴァイオリン

昨日、中学生男子のレッスンでやったお遊びが受けたのでシェアしてみたいと思います。

うちはよくお遊びで、「和音遊び」をやります。「ド」から「楽しい三和音」を弾いてみて、というと、生徒は「ド・ミ・ソ」と弾く。言わずと知れた「長三和音」です。

「じゃ、それ悲しいやつにしてみて」というと「ド・ミ♭・ソ」と弾いてくれます。これもご存じ「短三和音」です。

まずは私の作った三和音だけの曲を聴音して書かせます。

4分の4拍子で、はじめは「ドミソ」いわゆる「Cメイジャー」ってやつですね。ドからの長三和音。

その次の小節の和音は「ソシレ」です。「Gメイジャー」ソからの長三和音です。

次は「ラドミ」を弾きます。これは「ラ」からの短三和音、コードだと「aマイナー」です。生徒はどんどん聴いて書き写していきます。リズムも簡単に変化させたりします。

ひととおり書きとることができたら、はじめから弾かせてみます。スラスラ弾けるようになったら、私が右でメロディーを弾いて一緒に合わせます。そしたら生徒くん、びっくりして叫ぶ。

「Oh!!!ジョン・レノン!!!!」

そう、私の弾いたメロディーは、ビートルズのLet It Beです。

まだ子供の彼が、「ジョン・レノン」の名前を知っているじたいビックリでしたが、YouTubeで子供たちも知っているそうです。

なんてクールなメロディなんだ!学校でみんなの前で弾くぞ〜、と喜んでくれます。まあ、まず最初に喜ぶのは、私と同年代の親御さんだろうが。。。

こうして楽しく聴音も学べて、コードも楽典も自然に頭に入る。良い感じです。これらはピアノの先生だったら誰でも爆速で準備できる、簡単なレベルのモノなので、レッスンをリフレッシュしたい時などにもおすすめです。