音出しできる物件を探すのは、ウィーンでもやっぱり大変ですよ、というお話

ピアノとヴァイオリン

はい、あっという間に2月1日になりました。
今日は久しぶりに近況を書いてみたいと思います。

まずは、「引っ越しが決まりました〜〜〜!!!」

いや、簡単じゃないですよ。グランドピアノ持って「レッスンもしますよ、アタシも弾きますよ」そして「がウィーンにいるときは、最低でも6時間練習しますよ」なんて言って貸してくれるところはそうそうありません。

音出しできるアパートを探す場合、音大生は口コミで狭い音大生ばっかりがいるようなひとり用の集団アパートに住んだりするのですが、私の場合はやっぱりそうはいきません。なぜかというと、私が望むのは「無期限契約」の古いタイプの(天井が高いやつ)アパートだったりするし、ちょっとイメージが違う。

それでインターネットで探しまくるのですが、良さそうなところを見つけて、内見する前にまず確認します。「ピアノ弾きます、教えます、ヴァイオリンも娘がいる時は、めちゃめちゃ弾きます」というと、

「え〜ちょっとだけならいいですけれど、そこで商売をやられると(いつも音が出ている状態)困ります」と言われるか、

もしくは、「グランドピアノ」や「ヴァイオリン」がどんな爆音かを知らない、クラシックに無縁の人だといとも簡単に「夜の10時までだったら大丈夫ですよ。どうぞどうぞ」と安請け合いの答えを出す。

ここで気をつけなければいけないのは後者の場合です。

ピアノのために日本でいう1階(地上階)の物件を見つけても、上にはしっかり人が住んでいます。
もし、この人が「うるさい!」と言ったら、そして「訴えたら」まず勝てません。悲しいかな、そういうモノなのです。

で、私も入った後にトラブルになるのは怖い。でも今住んでいるところは、上の住人がコロナ以来ホームオフィスが増えてるし、音の苦情は出ないものの、もっと生徒を増やしたい、気兼ねなく練習したい、何よりも、この物価上昇で、ほぼ私ひとりしか住んでいないアパートに、月々20万円の家賃を払いたくない!!!!という気持ちで必死に探しました。生徒の親御さんが不動産会社を持っているので尋ねたり、みんなにも聞いてまわりました。そして毎日ネットで探す、探す、探す。。。。。

そしたら急に決まったのです。あ〜、ここ無理だろうなあ。と期待していなかった物件を内見し、気に入り、仲介者の話を聞いて(商業なので音出しOK)即決。

どんなところかというと、スタジオです。
すごくちっちゃいのですが、私と娘くらいだったら住居として使用することもOK。オーナーが何よりも同じ芸術家の人なので安心、とありがたいことになったのです。

そんな感じで、多くの小さなトラブルにあいながらも必死で荷造り、断捨離の毎日を送っています。それでも頑張ってブログを書いていこうと思うので、みなさま、生暖かい目で見守ってくださいませ。。。。。