ウィーンでコロナに感染しないためには! 6月17日(水)

オーストリア・ウィーン情報

目次

オーストリア、新型コロナウイルス状況

新型コロナウイルス患者、ほぼ7日前と同数

昨日(6月16日)でのコロナ患者数は419人で7日前とほぼ同数です。先週の水曜日は422人でしたが、その間、週末には373人まで減少していました。長期的な目で見ると、感染者数は6月初め以来400件前後で移行しており、ピークは4月3日で9,913人でした。

現在78人が入院しており、そのうち12人が集中治療を受けています。前日比で3人減少。EMS(疫学調査報告制度)によると、死亡者数は656人と変わらず。

これまでにオーストリア全土で17,106件の症例が確認されています。合計532,700の試験が実施されています。前日比でテスト数は5,030件増加しています。

ニーダーエスターライヒでの繁殖率は1.2%。

健康食品安全庁(AGES)は、オーストリアにおけるコロナウイルスの有効生殖数R(eff)の最近の推定値を発表しています。これでも1.0弱で、6月12日は0.96でした。

ニーダーエスターライヒでは1.2、ウィーンでは0.9、過去13回の流行日の分析によると、その値は1.2でした。再現率とは、感染者の平均的な症例数の推定値です。1.0を超えると感染数が継続的に増加し、1.0を下回ると感染数が減少すると考えます。

ORF.at/corona/daten

ウィーンでのコロナ意識、かなり下がっています!

上記の数字を見てみると、莫大的に、ではないですが、増えそうですね。ニーダーエースターライヒ州というのはウィーンを囲む州です。そこの数値が1を超えているのはちょっと気を付けた方が良いのでは?と思います。

私の知り合いのお子さんのクラスでも新規感染者が出たと言いますし、色々な規制が緩和され、増加の傾向があるのかもしれません。

私はウィーンの9区に住んでいるのですが、周りの住人は比較的理性的で常識的な人が多いと思います。(希望的観測)スーパーなどでのマスク義務は無くなったのですが、それでも用心してマスクをしている人はまだいます。統計とおり、中年以降の女性はとても用心深いです。

しかし、16区などに行くともう、以前と全く変わらない状態です。お国柄なのでしょうか、ある国から来た日人達は多分、マスクをしたり、人と距離を保つことを失礼だと思うのでしょう。レジなどでも1mの感覚を開けずに(1mの距離を開けることはまだ義務です)ズンズン近づいてきます。私は丁寧に睨みつけてアピールしますが、それでやっと「あ、」と気がつくレベルです。こういう地区は感染が増加してもおかしくありません。

私がちょっと会計だけお手伝いをしているウィーンの某機関も、やたらにリアルで集まりたがります。先日のズーム・ミーティングではマスクは返って不衛生、という事を機関中心部が発言したと聞いてぶっ飛びました。来週からはリアル・ミーティングと言って喜んでいるメンバーが多いのには呆れます。知らないような人が多く出入りするようなアーティスト事務所はどこよりも気をつけるべきなのに。妖精さんが多い事務所ほどリアルに出勤したがる傾向があります。

このように大きくない組織の対コロナ意識はかなり低いと言わざるを得ません。実際に感染者を出して事務所閉鎖にならない限りわからないのかもしれません。

逆に、大手企業・機関は衛生対策も徹底していて安心です。

ピアノのレッスンでのマスク

ちょびっとの管理能力の強い親御さんを除いて、大人以外の生徒さんの多くはもうマスクを着用しません。私はまだ着用しています。法律的にはしなくて良いのだから、レッスン中は顔を絶対に触らない、と言う条件で生徒側はマスクなしにしています。しかし、暑いです!マスクをして教えていて昨日は顔に汗いっぱい。これで顔だけでも痩せたら儲けもんですが、なさそう😂

まとめ、オーストリアでコロナに感染しないためには

ウィーン国立音楽大学など

ウィーン国立音楽大学のレッスンも開始しています。音大自体はかなりガードが硬く、レッスン室を予約するのにもかなりめんどくさい事になっているのでこちらは大丈夫でしょう。友人同士の距離の取り方が自己責任になってくると思います。人との接触が多そうな人と、気軽にハグ・チュウをしたら危ないかも…。

レストランで

規制が緩んではいますが、いまのところ、レストランなどの飲食店ではお店側がマスクも着用しているし、テーブルの距離も開いているので安心できると言って良いでしょう。屋外やテラスならまず問題ないと私は見ています。店内は、お店の人は信用できるけれど、隣のテーブルで大声で盛り上がられたらちょっと嫌かな、個人的には思います。お店によると思います。

スーパーマーケットで 中身の見える独自のエコバックを使用する

ここはマスク着用の義務がなくなっています。レジの人ももうマスクはしていません。私はコロナ以来、店内の小さいカゴを使うことを止めました。以前から汚いと思っていたし。(本当に汚い!)(大量に買うときは持参した消毒薬でワゴンの手すりをきちんと消毒します。)

私は中身の見える、独自の買い物袋を持参し、それに商品を入れていきます。万引きだと思われたら困るので、分かりやすく大きい、いかにも買い物バック(例えばスーパーのエコバック)にどんどん入れます。自分の鞄の中に入れてはいけません。これは万引きと思われます。そしてレジに行った時に、どーんとぶちまけます。支払いはカードです。現金はほぼ使いません。これで気分的にはまずOKです。

フィットネススタジオ、美容院、ネイルスタジオ

フィットネスが生活のマストの人は喜んで通っています(うちの長男・長女)こちらも自己責任で。各人の距離は1mとなっていますが、もちろんマスクはなし。うちは近いのでシャワーは使わず、家に直行してシャワーは家でして居ます。

美容院もネイルスタジオも店内が狭いのであちらがマスクを着用しているのでほぼ安心でしょう。

結論は自己防衛しかない

自分から密の所にはいかない、マスクを着用する、これでかなり防げると思います。職場で密状態を強いられたら断ればいいし、人の集まる場所は避ける、マスクは常時付けられるように持参する、などです。

ウィーンの方も、その他の方も、どうぞ引き続きご自愛ください!