クリスマス前のランチをムスメと楽しむ Amerlingbeisel(ウィーン7区)
12月に入り、ウィーンの街はクリスマスのデコレーションで一気に華やかになりました。
この日は「久しぶりにオーストリア料理が食べたいね」という話になり、ムスメとお気に入りのレストランへ。ウィーン7区にある Amerlingbeisel というお店で、お値段も比較的お手頃なこともあり、タイミングが合えばよく訪れるレストランです。サービスの方たちもいつもフレンドリーで、居心地の良いお店です。お店のウェブサイトはこちら。
入口とSpittelbergのクリスマスマーケット
こちらは入り口

その週のおすすめメニューなどが黒板に書かれています。写真には写っていませんが、このすぐ横では Weihnachtsmarkt am Spittelberg(スピッテルベルクのクリスマスマーケット)が開かれていて、それはもう「人・人・人」。細い路地に一歩足を踏み入れると、身動きがとれなくなるほどの混雑ぶりなので要注意です。
こちらは夜のクリスマスマーケットの様子

中庭
ここはレストランの中庭。

夏は屋根が開いてオープンになり、緑に囲まれた気持ちの良い空間で食事を楽しむことができます。今の季節はさすがにクローズされていますが、喫煙したいお客さんがここに出てきて一服していました(笑)
温かみのある店内と看板ネコ
店内はオレンジ系の照明で、ほどよく落ち着いたおしゃれな雰囲気。


そして、ここの「名物」といえば、椅子の上でゴロゴロしている猫ちゃん。すっかりこの店の主のようにくつろいでいて、とても可愛くて癒されます。
ジンジャー&蜂蜜のお茶
娘が頼んだのは、ジンジャーと蜂蜜のお茶。
生姜を薄切りにして、カップの中でぐるぐると渦を巻くように入れてあり、「これはぜひ家でも真似したい」と思いました。

この日のメイン料理
いよいよお食事。
私が選んだのは Rinds-Gulasch(ビーフグラッシュ)。
付け合わせは軽くローストされた Serviettenknödel。小麦パン・牛乳・卵などから作られた、オーストリアらしい「お団子状の付け合わせ」です。



少しピリッと辛みのある真っ赤なパプリカのソースがとても美味しく、グリーンサラダは驚くほどシンプルなのに食べやすく、大満足の組み合わせでした。
普通、オーストリア料理のお店でグラッシュを頼むと、日本人の私には塩分が強すぎて「完食は無理…」ということも多いのですが、ここは大丈夫。最後まで美味しくいただけました。
娘のシュニッツェルもとても美味しかったそうです。シュニッツェルは子牛・チキン・ポークから選べますが、ここでは「普通のポーク」が十分に美味しいと思います。
ちょっとお上品なカイザーシュマレン
この時点で既にかなりお腹いっぱいだったのですが、どうしてもここの Kaiserschmarren(カイザーシュマレン) を試してみたくなり、つい注文してしまいました。付け合わせはプルーン(Zwetschken)の煮込み。



一般的なカイザーシュマレンは、仕上げにざっくり「ぐちゃぐちゃ」に崩した形で出てくることが多いのですが、ここのものは一口サイズにきれいにカットされていて、とても上品な印象。生地も軽めで、味は文句なしに美味しかったです。
ミントがよいアクセントになっていて、エスプレッソとの相性もぴったりでした。
こうして大満足でお店を後にしたのですが、そのあと1時間ほど散歩しても、寝るまでまったくお腹が空かないほどのボリュームでした。
今日は頼みませんでしたが、ここの週替わりメニューもいつも魅力的でおすすめです。
気になるお会計は、約60ユーロ、チップを5ユーロくらいをプラスして 65ユーロ。
ウィーンのオーストリア料理レストランとしては、かなり良心的なお値段だと思います。
