9月ウィーンは新学期、ピアノの生徒がコロナに巻き込まれちゃってかわいそうな話

ピアノとヴァイオリン

本当にタイトルに書いた通りです。
ウィーンの多くの小学校は今日から新学期、長い夏休みを終え、子供達はお友達と会えることを楽しみに学校に向かいます。しかしこのコロナ禍、いくらワクチンが広がっているとはいえ、まだまだ制限はたくさんあります。しかもこのワクチン、12歳以下は受けられないので、ちびっ子達は危険の中にいると言っても過言ではありません。

ちびっ子達は週に3回のPCRテストを義務つけられます。
コロナが怖いからといって学校をパスするのはアウトで、自宅学習は重いハードルが敷かれます。ただ、上に書いたようにちびっこはワクチンを受けられないので、周りには危険がいっぱい。例えばクラスで陽性患者が出た場合、自宅謹慎となるのですが、その場合、働いているパパとママはお仕事を抜けるわけにもいかず、解決しなければいけない問題は山のようにあります。

今日、レッスンに来るはずだった生徒のママから直前にメッセージが届きました。
メッセージを読まずに、コールバックすると、お母さん、「メッセージ見た?今日のレッスンにはいけなくなっちゃったの。それでね、今、このことについては話せないの。メッセージ読んで!明日電話するわ!」と暗い声。

一体何かと思ったら、長いメッセージには、子供が昨日一緒にいた人(多分ちびっ子)がコロナテスト陽性で、PCRの結果が出るまでその子も自宅待機。PCRが陽性でなくても、多分第一接触者だから、数日間はおうちにいなければいけない、との事。そりゃあ、道端で大声で電話で話せる内容じゃないわ。

しかし、しかし、げげげ〜と思いました。もしその生徒のレッスンが1日早かったら、うちも危ないことになっていたかと思うと、ちょっとビビりました。今はみんな気が緩んで、すっかり以前のように暮らしているのですが、12歳以下はワクチンを受けていないので、うつりやすく、そしてうつしやすい。。。。。うちに12歳以下の生徒ちゃんはあまりいないのですが、うー、かなり気をつけなければなと思いました。やっぱり1日おきのPCR検査はマストだと確信しました。

それにしても、当事者の子は本当にかわいそうです。
新学期だというのに、もし感染していたら数日間うちにいなければ行けないし、新しいお友達と知り合うこともできない。なんというタイミングの悪さでしょう。
彼が感染していないことを、ひたすら祈ります。ピアノなんて別にいつだって始められるのでどうでもいいですが、始業から学校に行けないのはとってもかわいそうです。。。。

本当に気が抜けません。やれやれです。。。。