今年も行って来ました、ザルツブルク、モーツァルテウム音大にて開催されるインターナショナル・サマーアカデミーです。
例年通り、ムスメはヴァイオリンでブロン先生クラス参加で私はその付き添いみたいな感じです。
ムスメが11歳くらいの頃から毎年通っていてこのマスタークラスを長年見てきたのですが、今年は本当に残念な事がたくさんありました。悪いことばかり始めに書くのも気がひけるので、まずはこの講習会の流れをざっと書いてみます。
以前は2週間で1期となっていたのですが、開催側の経済的な理由で数年前から1週間で1期と変わっています。7月と8月の間、合計続けて4期行われます。
年始に応募が始まり、参加を希望する人は自分の演奏のYouTubeなどを添えてアプライします。そしていったん料金も支払い、受講できるかどうかの返事を待ちます。
以前は当日にオーディションを行なっていたのですが、人気教授になるととんでもない数になってパニックなので、この方法は非常に効率が良いです。で、ダメだった場合は聴講生となり、料金は速やかに返ってきます。
以前は、受講で落ちた場合は他のクラスに振り替えてくれる、という事もあったのですが、なんと言っても今はクラス数が少ないので、それはほぼ不可能となっています。
教授にもよりますが、年齢の上がった「大人の参加者」も教授と個人的に知り合いでない限りはかなり難しいという印象を受けています。これは本当に残念なことで、音大を卒業して数年経つ人にもチャンスを与えるクラスが作られれば良いのになあ、と個人的には思っています。
さてさて、レッスン内容に入ります。
1週間でのレッスンは最低4回となっています。受講者はどのクラスを聴講しても良いことになっていますが、通りがかりの観光客がこの中に入るのは絶対にアウトです。聴講料を支払わなければいけません。
宿泊場所について書くのを忘れました。
受講できることが決定したら、まず宿泊場所をゲットしなければいけません。夏のザルツブルクの宿泊費はとても高いです。主催者が安価な寮を紹介してくれますが、これも今年はあっという間になくなったそうなので、今後受ける方はお気をつけください。
さて、次回に続きます。