オーストリア　ウィーンからのひとりごと
「みんなが言ってるよ」を無視する勇気

ある人が、
「みんなが言ってるよ」という言葉を
信じるのをやめようと
YouTubeで
おっしゃっていて
我意を得たりと思い
今日はこのこのテーマを選びました。

この、
「みんなが言ってるよ」
ということば。
みなさん、耳にしたことは
たくさんあると思います。

私も若い頃は、
「へえ、そうなんだ〜
みんな、言ってるんだ。
じゃあ、信じたほうが良いな」

と思うことが
よくありました。

しかしこの歳になって
いろいろ経験してみると、
「いや、これはどうも
聞いていたのと違うぞ」

ということが
多くあることが
わかってきます。

「みんなが言ってるよ」
とは、みんなが言っているのではなく、
それを言っている本人の意見なのですね。

例をあげると
「○○さんってどう？」
「ああ、凄く良い人らしいよ」
で、実際に関わってみると、
誠実性のかけらもない人だったり、

その逆で、
「その人最悪らしいよ、金取り主義」
と恐ろしい噂だらけだと思っていた人が、
とんでもない人格者で
心の深い人だったりします。

噂と違ってがっかりするような
人間だった人とは
ただ離れれば良いだけの話ですが、

悪い噂を信じて
せっかくの素晴らしい人間と
コンタクトの機会を失う、
これはとてももったいないことです。

そして本題はこちら。
「みんなが言ってるよ」
この言葉が、あなた自身に当てられた場合、

すなわち、
「あなたのこと、
みんながこう言ってるよ」
と言われた場合は要注意。

「具体的に、誰が言ったの?」
と聞いてみましょう。
きっと答えられないはずです。

なぜならそれは、
みんなじゃなくて、
それを言っている人の
意見なのです。

本当に心配してくれる人は
そんな風には言わず、
きちんと自分の意見として
アドヴァイスしてくれるはずです。

「みんなが言っているよ」
という言葉を（いう人を）
無視する勇気を持ちましょう。