以下、オーストリア国営放送の報道からの抜粋です。
3月16日、来週の月曜日の時点で学校の部分的な閉鎖が始まります。まずはじめに高校(Obersfufe)が閉鎖になり、そして18日(水)からは中学生、小学生、幼稚園が閉鎖になります。義務教育である14歳以下で、両親が働かなければいけない場合、子供達は学校に来て保育のオプションを受けることができます。政府はおじいちゃん、おばあちゃんが子供の面倒を見てコロナの危険にさらされる事を避ける旨を強調しています。
この対策はイースターまで適用されます。制作の一番の目標は可能な限りの社会的接触を減らすことにあります。
14歳以上の場合、可能な限り授業をデジタル手段で行う努力がなされます。その為のホットラインも設置されます。現在予定されている大学入学資格試験(高校卒業に行われる試験、オーストリア語でマトゥーラ)は5月5日〜13日に予定されていますが、延期される可能性があるとのことです。
私のピアノの生徒の数人は現在閉鎖されているリセ・フランセの学生ですが、親御さんによると毎日しっかりと課題が出され、かなりの勉強量だという話です。学校は閉鎖されても学習を継続する努力がなされていてすばらしいと思います。生徒さん達は勉強があっても時間に余裕がある為、みんなピアノの練習を沢山していて喜ばしい事です。
普段は“ちゅう“と握手、ハグで行われる挨拶も、コロナ以来、「コロナだからハグとチュウはなしね〜❣️」と言いながら、投げキッス、足や肘をぶつけ合ってする挨拶が主流になってきています。普段はきちんと手も洗わず、みずっぱなでピアノを触っちゃう子供達も、きちんと手洗いし(ハッピーバースデーを2回歌う)手で顔に触れないなどの教育が徹底してきて良い傾向です。
手際良いオーストリアのコロナ対策は素晴らしいと思いますが一刻も速く、このコロナが去って教育機関の閉鎖が終わる事を心から祈ります。