人様に何か教えることが出来るという、この喜びはかなり大きい件について

ピアノとヴァイオリン

*音楽祭のカメラマンの人が、マスクをしながらゼーゼー言いながら一生懸命に撮影していました。素敵なショットをありがとう!*

こう書くとなんとなく上から目線でイヤな感じがないでもないですが、実際のところ、誰にでも何らかの特技というか、人より長けた点というのはあるもので、それを誰かに伝える事は素晴らしい事だと思うのです。

私の場合、それがたまたまピアノだったり、ソルフェだったりするのですが、何かを誰かに教えて、その人がとても幸せそうな表情を見るときは本当に嬉しいです。

今、娘がウィーンのマスタークラスで16歳くらいから断然お世話になっているフリッシェンシュラーガー・ウィーン国立音楽大学名誉教授のアシスタントをさせていただいて、指導が必要な学生さんに教授の補佐でレッスンをしているのですが、それがもう、楽しくて仕方がないそうです。個人的にちょっとした子供や、年下の学生さんにレッスンする機会はあったのですが、今回はちょっと違って、みんなやる気がある学生さん達。

レッスンすると、次の日にはかなり上達していたりして、それを見るのは本当に嬉しいそうです。もう、エンドレスに、限りなくレッスンしたいと帰宅するたびに吠えています。(学生さんは嫌だろう!)他の州から通ってくる人もいるようで、延長してレッスンもしちゃう。人に教えるということは、自分を見つめる良い機会にもなるので、頑張って欲しいものです。

ただ、大変なことは大変で、レッスンをして、自分もレッスンを受けて、そしてほぼ毎日コンサートもある。自分の練習する時間が取れません。とにかく忙しい。
しかしまあ、去年のコロナ禍を考えれば、こうしてコンサートで演奏できたり、レッスンを受けたり、レッスンをしたり、ができるということはありがたいことです。
ワクチン普及のおかげで、日常が取り戻されてきています。このまま、来年は通常になりますように!!!