ワケのわからないことをいってきて、あなたを否定する人は徹底的に無視でOKのお話

ピアノとヴァイオリン

私が若くて、まだ日本に居た頃は、今考えてみると、すごく小さな、そしてくだらない事でいつも悩んでいたと思います。考えたり、悩んだりした時間や神経が、本当に無駄だった、と今ならば思えるのですが、当時は若かったし、人生経験も浅かったので全く気がつきませんでした。

例えば、大学時代に友人達と訪れたお店があったのですが、そこのママさんが「やっぱりね、佳奈ちゃんは感性がなってないのよ、やっぱり欠けているのはそこね!」とかいう。酔っ払ったオバサンのいうことなんて、全く気にする必要もないのに、若かったんでしょうね、「私のどこが欠けているんだろう」とか「やっぱりもっと苦労しないといけないのかしら」とか本当にすごく悩んだものでした。

今考えれば、20歳以上年上のトシマが、若いピチピチの(当時は!!!)なんの苦労もない音大生にひがんで嫉妬して、意地悪を言っていただけなのでしょうが、当時は本当に悩んだものでした。

歳を取るにつれてはっきりとわかってきた事があります。

年上だろうがなんだろうが、嫌なことを言ったりやったりする人は、断じてそばに置くべきではありません。あなたに明らかに過失があるのなら別ですが、明らかに言いがかりだったり、抽象的な事を言ってくる人は年齢に関わらず、完璧スルーで大丈夫です。

友人(として一緒にいる人達)にしても同じです。
もしその人が、嫌な事を言ってきたら「どう言う意味があるの?」とはっきりその場で聞いて、もし明確な答えが返ってこない場合、関係を断ち切っても全くOKだと今の私は思います。若い時は、「お友達に嫌われたくないな」とか「いやな事を他のお友達に言われたりしたら嫌だな」とか多くの考えが浮かんで、なかなか行動に移せないものですが、友人関係って結構、敵か友人かって若い時代ははっきりしているものだったりします。お友達のような仮面をかぶって、影では悪くいっていた、そんな人はバッサリ切ってなんの問題もありません。

同じ楽器をやっていると、この関係はもっと複雑で、ちょっといやらしくなる場合があります。こっちがなんとも思っていなくても、あっちが勝手にライバル視していたり、インスタのアップだけでも以上にチェックして真似してみたり、マウント取ってみたり、と煩わしくなる場合がしばし、あります。

だいたい、学生時代の友人なんて何百人もいるものではないと思います。私には数人しか親友はいませんが、数年に一度しか会わないような関係でも、お互いを尊敬し合っていて、尊重していて、いつ再開しても楽しく時間が経つのを忘れて語り合う友人たちです。

嫌な人からは離れて、自分の環境を良くしましょう。そうして年月が経ち、自分の周りを見回すと、少しだとしても良い友人があなたを囲んでいるはずです。自分を信じて、進んでみましょう。