ウィーン国立音楽大学(MDW)ウィーン私立音楽大学(MUK)の門下クラスコンサート等のご紹介

音楽留学と演奏生活

ウィーンの音楽大学のクラスコンサートとは?体験から語る魅力と実態

写真はウィーン国立音楽大学のキャンパス。緑が多く、素晴らしい環境です。

今日は、ウィーンの音楽大学の大きな魅力のひとつ「クラスコンサート」についてご紹介したいと思います。

クラスコンサートの探し方

音楽大学の公式サイトで、どの門下がいつクラスコンサートを行うかを確認することができます。ただし、プログラムなどの詳細は個人情報のため、基本的に掲載されていません。

クラスコンサートの頻度と形式

教授によって頻度は異なりますが、全く行わない教授は稀です。通常、2〜3ヶ月に1回、多いところでは毎月以上開催されます。内容もソナタ全楽章やコンチェルトなど、40分以上演奏する学生もおり、4時間に及ぶことも。

服装・マナー・演奏後の対応

服装に関してはドレスコードが教授ごとに異なり、大きなドレスは禁止の教授もいます。ジーンズやスニーカーは避けましょう。

演奏後には「Gratuliere(おめでとう)」と声を掛け合う文化があり、褒められたら素直に「Danke(ありがとう)」と返すのがマナーです。自分から声をかける勇気も大切です。

失敗した時の対応と周囲の雰囲気

演奏中のトラブルにも、周囲は温かく対応します。あるヴァイオリンの学生が演奏を止められなくなった時、観客も教授も優しく見守り、最後は拍手喝采。その後の打ち上げではみんなでその話題で盛り上がりました。

まとめ:クラスコンサートは成長の場

ウィーンの音楽大学で学ぶ学生にとって、クラスコンサートは練習の成果を発表し、実践力を養う場。人間関係や舞台での立ち居振る舞いを学ぶ貴重な機会でもあります。

せっかくのチャンス、ぜひ積極的に活用し、素敵な音楽家へと成長してください!