目次
新型コロナウイルス 追加措置
- オーストリアの新型コロナウイルス対策をイースター明けの4月13日まで延長します
ホットライン
- 先日お伝えしたオーストリア連邦政府のコロナ情報ウェブサイト。こちらで毎日の新型コロナウイルス感染者等のアップデートを見ることができます。現在3月21日9時27分時点で掲載されているアップデートは以下のとおりです。
- スポーツ省のコグラー大臣は、サイクリングを制限しています。グループでのサイクリング、数時間の個人サイクリング、サイクリングコースに行くための公共交通機関の使用も禁止しています。
- 木曜日の夜に厚生省によって出された金曜日からホームオフィスを義務化するという案は混乱を巻きおこし、同じ夜に取り消されました。
- 国会で初めての感染者が出ました。感染したのは国民党のシンガー議員。
- 新型コロナウイルス危機のため、月曜からの失業者数は97,500人の増加となりました。うち36,000人は旅行業、11,000人は工業、9,000人は経済・サービス業からとなります。2月末での失業者数(スクーリングを含む)は400,000人でした。
新型コロナウイルス措置の非協力者 Corona Sünder (コロナばか)
政府措置のあと、5日間でなんと1300件の違法が報告されました。
金曜日はとてもお天気が良く、多くの人が違法の外出をしました。この人達のことをクローネン新聞はCorona Sünder (日本語で「コロナ・ばか」とか「罪人」)名付けています。
例を挙げると、ドナウ付近でお友達とまちあわせしてベンチに座ってお喋り。これもダメです。1メートルの距離が保たれていない事と、お散歩は基本ひとり。もし複数ならば家族と、規制されているからです。どこに住んでいるか聞かれてしっかり罰金を取られます。気をつけましょう。
上にあげたようにお友達とサイクリングなんてのもだめです。
しかしこれらのことは全て、常識的な頭で考えればダメか良いかはわかることだと思います。「コロナをもらわない、うつさない」を考えていればわかるはずです。
少数派ですが、「大げさだ、やりすぎ」と思う人も居ます。私もはじめはそう思っていました。でもイタリアの様子を見て、日々に増える患者数を見ると楽観はできません。看護師をしている知り合いが言ったように、「重症になった時、あなたに病院のベットはないかもよ。」です。具体的には先日書いたように、肺にきて、その治療ができなければ死ぬじゃん、ということです。感染の恐れがあるため、最後のお別れに家族が立ち会えないという悲しいことも新型コロナの特徴です。イタリアの看護師さんが涙ながらに訴えたビデオもあります。
オーストリアのクルツ首相もイスラエルのネタニヤフ首相に電話で「楽観視するな」と言われて目が覚めたと言います。みんな同じ船に乗っている身、せめてオーストリアでは4月13日まで頑張りましょう。
退屈を紛らわす方法
私のティーンエイジャーの生徒さん達は学校の課題が多く、暇を持て余すということはないようですが、それでもやっぱり一日中勉強ばっかりしているわけにもいきません。ビデオチャットを数人のお友達とオンにしておしゃべりに興じているようです。私の生徒達は実際、この休みをかなり喜んでいます。
音楽家や音大生は「練習」という素晴らしいコトがあるので、時間をつぶすなんてことは必要ないですが(厳しい 笑)それでもムスメなどは夜、ビデオチャットでポテトチップスを用意しておともだちとお喋りに興じていたようです。音大生はそろそろビデオコンサート等を発信する事を目標として練習してみたらどうかなと思います。教授によってはオンラインレッスンを始めている人も居ます。個人レッスンに通うことはかなりリスクがあるとおもいます。(教授・学生双方にとって)
私はといえば、会計や翻訳の仕事は今までと変わりなし。ズームでのオフィス・ミーティング。あとは普段できない譜読みや練習、ブログであっという間に1日が終わります。でもいちばん悲しいのはやはりピアノを教えられないことです。まるで夏休み状態。。。。
それと子供達の大学、再開してくれーーーー!!!!と本当に思います。今回のゼメスタどうなるのよ。授業料を払っちゃった留学生達は払い損ですか????やっぱり不満は多いですが、おさえて、おさえて、今はひたすらに充電したいとおもいます。