うちの娘は、ウィーン国立音楽大学の院生なので、月に数回、「舞台トレーニング」と称し、人前で演奏する機会があります。
本当に素晴らしいことです。しかし「舞台トレーニング」と命名した人はさすがです。まさにピッタリのネーミングです。
しかしながら、ウチのような小さな機関では、しかも専門でもない子供や大人の為のホームコンサートを行うのは、このコロナ禍、やっぱりハードルが高いのです。
レッスンはいくら規定を守って行っていても、他人が、この狭い家に集まるのはやっぱり勇気が入ります。で、思いついたのがこの方法、曲ができたら録画して親御さんにプレゼントする、です。
もちろん事前に本人の了解を得ます。今のところ「イヤだ」という人はゼロ。みんな、パフォーマンス大好き人間のようです。
昨日は、ある程度曲が仕上がって、いい感じだったので中学生男子に聞いてみました。
「せっかくこんなに弾けるようになったんだから、記念に録画を撮らない?イヤだったら良いんだよ。でも楽しいかもよ。」
というと、即答でOK。
きれいに演奏できました。お顔と身体は省略のお写真はこちら。良い感じじゃないですか?
本人曰く、演奏中は感じなかったけれど、ホドホドに緊張し、なんかでも良い気分だったそうです。嬉しい感じ〜。録画後、一緒に録画を見ると、彼も嬉しそうです。
「パパとママにも見せてあげたいと思うんだけれどどう?送っても良い?いやなら君だけに送るよ」というと、両親に送ってOKというので、お送りしたところ、
「なんてすばらしい!!!息子はどんなに頼んでも僕たちの前では、一切ピアノを弾こうとしないんです!」とパパから早速お礼のメッセージが届きました。
ホームコンサートだと、年に数回だし、アレンジするのも大変だけれど、ビデオ撮影なら曲が仕上がった時に出来るし、親御さんも生徒さんも喜んでくれるので、最高の思いつきでした。
おすすめします〜。