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オーストリア 文化面での今後の方針(外出制限措置から34日目)
オーストリア 新型コロナウイルス アップデート
オーストリア 4月17日(金)15時30分保険省/EMSのアップデートです。
外出制限措置が出たのが赤い線のある3月16日です。政府の早い対応を見ることができます。昨日4月17日の数をみてみましょう。
- 検査数 169,272件
- 陽性患者数 4,418人(自宅治療3,509人,入院患者数682人,集中治療患者227人)
- 回復者 9,704人
- 死亡者 431人
かなり良い方向に向かっているように見えます。
オーストリア 文化面での緩和措置
17日(木曜日)はコーグラー副首相から芸術・文化活動の今後の方針を発表がありました。在オーストリア日本大使館から送られてきたメールの要約です。
- 5月中旬から,美術館,図書館(貸し出しのみ)芸術・文化展示施設は活動を再開できる(当館注:具体的な再開日は今後協議されるとのことです)。連邦美術館は6月末。
- 市のフェスティバルや音楽祭のように人が密集する大規模な行事は8月31日まで開催禁止
- 市役所前の屋外の映画上映のようなものが開催するかどうかは5月中旬に発表。この場合でも,常に他者との距離を少なくとも1m保つこと,屋内の場合は一人当たり20m2のスペースを,屋外の場合はさらに広いスペースを取る。消毒が遵守、入退場の方法を設置する。
- 舞台等のプロの芸術・文化活動においては5月18日から,個人のトレーニングや稽古が可能となる。感染対策が守られる形であれば,グループによる劇場でのプローべは6月1日から可能となる見込み。これらに例えばアマチュア合唱の活動等は適用されない。なお,芸術大学や音楽大学におけるレッスンの扱いについては,ファスマン教育・学術・研究大臣と協議中。
音楽関連 今後の様子
コンサート・コンクール(オンラインでやるところもあるらしい)は基本的に秋まで全面的に中止、ということでしょうか。残念ですが仕方ありません。ザルツブルクのモーツァルテウムで行われるサマーアカデミーは早い時期から中止のお知らせが来て、払い戻も済んでいるので、この決定はかなり早い時期に決められていた事だと思います。ゆっくりと元どおりになるのは10月からの冬ゼメスタということになりそうですね。留学生で帰国している人達との再会は秋の終わりになりそうです。みんな学費もお家賃も払い続けているのに本当に大変だと思います。
さて、それでは少しほっこりできそうな話題を…
オーストリアご当地ニュース
迷子の鹿、警察官に救い出される
コロナ危機で人が外出を控えるようになって、動物たちが不思議に思っています。私の住むウィーンでも隣の庭にリスがたくさん入ってきたり、ちょっと見たことのないような大きな鳥がブーーン、とうちの窓から中に入る勢いで(しかしもちろん入らないが)飛んできたりしています。自然環境は目に見えて改善されてきていて、素晴らしい!と思うのですが、動物たちは少し戸惑っているようです。
このニュースはニーダーオーストリア 州のクレムスのお話。道に迷った鹿さんがアパートに入り込み、警察官によって助けられたそうです。担がれている姿がなんとも…よかったね。
98歳の女性が新型コロナウイルスから回復
すごいですよね。オーストリアの南、ケルンテン州にて、98歳の女性がコロナから回復、無事に退院したそうです。お写真を拝見すると背筋も伸びてキリッとした女性です。あやかりたい。おめでとうございます❣️