オーストリアから ひとりごと「みなさん、不公平は好きですか?嫌いですか?」

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オーストリアから ひとりごと「みなさん、不公平は好きですか?嫌いですか?」

以前、もちろん一概にはいえませんが、
オーストリアは、
良く言えば臨機応変でファジー
悪く言えば、強いコネを持っていれば
ある程度、結構好きにできる

ようなことを
書いた事がありました。

かなり昔では、
某機関が、大学入学資格検定である
マトゥーラを不正に与えていた

とか
最近では
大臣を務めたような人が、
学位を買っていた

とかあったりしました。

そんな国だから
新型コロナウイルスのワクチンも
家族に医師がいたりしたら
コネがモノを言って、
早く回ってくるんだろうな、
「いいわね〜」、と
別になんの疑問も持たずに
(これは怖いことと思うけど)
思っていました。

なので昨日、ある知人から、
「私の主治医(オーストリアの大病院の院長クラス)
のご主人も、みんなと同じように
ワクチンを待たなければいけないんですって」

ということを聞いて、ちょっと驚きました。
「まっさか〜」
とも思ったのですが、
これが真実だとしたらちょっと驚いてしまいます。

私の勤務する機関では、
ワクチン・プロジェクトがあって
勤務者が受けられるという
があります。

現実かどうかは知りませんが、
その話を聞いた同僚が、
「私の分を母にプレゼントできないかしら」
とメールに書いていたのを見て
ハッとしました。

そうだな、
大事な人の為なら
コネだろうがなんだろうが
使うわねと。
(まあ、この場合はコネじゃないけど)

他人が抜け駆けをすると
「ずるいな」と思い、
自分がどうしても欲しい時は
「コネでなんとかならないかな」
と思う。。。。。

これだからこの手の話は
世の中から消えないんでしょうね。

みんなに平等に、そして早く
希望する人には
ワクチンが行き渡りますように。。。