幸せになるためには、幸せになるためのグッツをゲットするのではなく、嫌なことを切り捨てる方が早道だというおはなし

ピアノとヴァイオリン

最近知ったのですが、多くのは幸せになりたい、と望むにあたって、「あれも合ったら良いのに!」「これも欲しい!」「これが合ったら絶対に幸せになれるのに」と思うのだそうです。

しかしながら、本当の幸せとは、もっと単純で、「嫌なこと」や「嫌な人」を自分の側から除外することだそうです。

おおおお〜、と目から鱗が落ちた気がしました。シンデレラは王子様に出会えたから幸せになったのではないそうです。そうではなくて、意地悪な継母や、姉妹から離れて暮らすことができるようになったからだそうです。

いやあ、本当にすごく納得ができます。
そのことが書かれている本はこちらです。興味のある方はぜひ、読んでみてください。大原扁理さんという方の本です。題名はちょっと、私の書いた内容とマッチしないかと思いますが、良い本です。幸せとは何か、が書かれています。

さて、何を言いたいかというと、「嫌な人や嫌なことは、極力自分のそばから除外する努力をしよう!ということです。

具体的に言えば、常識外れにぶっ飛んだ、自己中心なテイクばっかりする人間(まあ、そんなのあんまりいないと思うけれど)、愚痴ばっかりのオンパレードで、合うと生気を丸ごと奪われてしまうような人です。その人がたとえ、悪人でなくても、自分のコンディションが壊されるので、やっぱり離れた方が幸せになれると思います。

私は歳を取ってから、これを積極的に行なっています。
するとあら不思議、本当に生活が爽やかになります。

具体的にいうと、お金持ちなのに、支払いが毎回遅れて、こっちが催促するのも嫌になるような親御さん。いくら言っても、買える状況なのにアコースティックのピアノを用意しない親御さん。そんなに重大な嫌なことには属さないけれど、思い出しては毎回、「あ〜あ、めんどくさいなあ!」と嫌な気分になるのは嫌なので、自分で「我慢の賞味期限」を定め、丁重にお断りします。ポイントは無難な理由で、笑顔でお別れすることです。恨みごとも文句も、一切言いません。今後はこの小さな「嫌だわ〜」ともやもや感じる気持ちが一掃できるのですから、逆に感謝です。

そこで、あちらが本当にピアノを続けたいと思っているのであれば、続く結果になることもあるし、ただただ普通に、すんなりとお互い特に嫌な思いをすることなしに、爽やかにお別れすることもあります。

嫌だな、と思うことを我慢してまで続けることって、この人生、意外にないんです。日本人は真面目なので、できるだけ頑張ろうとするのですが、それが無駄な嫌な気持ちを毎日持つ、ということにつながるのであれば、さっさと切って次に行ってOK、だと私は思っています。