例え趣味でも子供が上達すれば、やっぱり親御さんはとっても嬉しいというお話

ピアノとヴァイオリン

お題そのものが今日あった出来事です。
その男子はいつもはうちにレッスンに来るのですが「ママが今日はうちにいるので、こちらでレッスンしてほしい」というリクエストがあって、出向きました。お母さんは売れっ子のアート作家でモデルさん。すごく綺麗で優しい活発な女性です。通常は出張で海外滞在が多く、こうして家にいるのは珍しいのです。

レッスン中、彼女はリビングのテーブルで仕事をしながら聴いているのですが、大好きなママがそばで聞いているせいか、彼の集中力は抜群。「特別に練習しちゃったの〜?」と聞きたくなるくらいの出来でした。弾いてる姿が嬉しそう。

ピアノを一通りレッスンした後は、一緒にまた作曲ごっこをやり、(旋律を数小節ごとに私と交代で即興で作って、楽譜に起こし、その後はどの和音が合うかを探し、できるだけカッコよくアレンジしてウケる!って定番のやつ)最後の目隠し音当て、和音あてクイズ(私が弾く和音を聞いて、「これはGから始まる属7の和音、とかAからの減7だとかをあてる)の時にはもう、お母さんは大感激していました。

私たちからみればこのくらいできても珍しくないのですが、やっぱりピアノを全然知らないお母さんからしてみると、「うちの子、すっごくない????」という感じのようです。「なんでこんなふうに弾けるの?なんで、こんな難しそうなこと、できるの????」とハグして大騒ぎ。

彼も嬉しそうで、本当にマメに教えていて良かったなあと思いました。何よりも偉いのは、どんな状況でもベビーシッターが彼を絶対にレッスンに連れてくることです。継続は力なり。そしてメロディーとか和音にめちゃめちゃ興味があるという、彼の性格にもピアノはあっているのでしょう。

おかげで明るい気持ちになれました。また、早く出張から帰ってきてくれるといいね!