またまたあがりについて。震えるほどあがる、というものを克服したのに、それでもまだあがっちゃう人へ、結局練習しかないのが事実

ピアノとヴァイオリン

先日、震えるほどあがってしまい、身体がガクブル、汗ダラダラ、になってしまう人へのアドヴァイスを書いてみたら、思いのほか評判が良かったので、調子に乗って、第2弾、行きます。

前回のまとめをすると、身体に支障が出るようなあがり方をする人は、まず、「自分の演奏に確実性を求めるべき」とかいたのですが、もっと具体的に表現してみます。

さて、どうしたら自分の演奏に確信をもてるでしょう?
きちんと指導してくれる先生に師事することは、大前提ですが、その後です。いくら優れた先生でも、手取り足取り、何でもかんでもやってくれる、というのは、あなたがかなり可能性を秘めた子供で、その教授が世界的に有名な子供を育てる指導者でない限り、期待できません。だから、自分でできる限りの研究と、努力を重ねてみましょう。どんな練習が足らないか。

残念ながら、あがりを克服するためには、「正しい練習」しかないのです。しかも、長時間、集中して、練習することがマストなのです。すみません、ありきたりで。でも、このこの現実に気が付かない人は沢山います。

あがりを克服するために、瞑想も、タッピングも、ヨガも、すべて素晴らしい助けとなります。ゼミナールに通うのも良いかもしれません。でも、そんなことをしても、練習しなかったら、やっぱりあがるのです。

ゆっくり、丁寧に、左右別々に練習、できればそれぞれ暗譜、仕上がりのテンポをそのままスローモーションで弾けるようにします。(この場合、ゆっくり用のペダルはアウトです。あくまで仕上がりのスローモーション版)フィンガリングはこれ、と決めたら年中変えないのは当たり前のことです。ディナミクス(強弱)すべてを誠心誠意込めてさらいあげましょう。行きあたりばったり、偶然手がそこに行くような、博打型練習はアウトです。

そうしたら、あがってる暇はきっとありません。大丈夫です。頑張って、時間をかけて丁寧に練習しましょう。