ウィーンのようすとコロナ状況 、オーストリアに第二波は来ない? 6月28日(日)

オーストリア・ウィーン情報

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オーストリア情報

新型コロナウイルス状況

現在の感染者数は500人以上…。

保健省(6月27日23時現在)によると、新型コロナウイルス患者とされる人は509人で、前日比で33人増加。

入院患者数の動きはほとんどありません。入院患者は71人でそのうち10人が集中治療を受けています。

オーストリアではこれまでに合計17,560人の陽性が出ており、検査実施数は597,495回。疫学報告システム(EMS)によると死亡者数は674人。

ORF.at/corona/daten

規制緩和が進み、人々の行動範囲と接触数が増加している為だと思いますが、これ以上増えないで欲しいものです。

オーストリアに第二波は来ない?WHO欧州事務局長の見解

以下、WHO欧州事務局長クルージュ氏がAPAとのインタビューで述べた内容です。同氏は、WHOはオーストリアに第二の波はないと見ておりオーストリアの新型コロナウイルスに対する対応を祝福しています。

全世界で約1,000万人がSARS-CoV-2感染が確認され、約50万人が死亡しています。「ウイルスによって最も貧しい人々と高齢者が最も苦しんでいる傾向にある」と同氏はAPAとのインタビューで述べました。そしてオーストリアはドイツ同様、適切な対策を講じたと祝福しています。

「我々が過小評価していたのは-” “SARS-CoV-2の拡散の速さと-” “壊滅的な被害の大きさです。しかしながら良好な医療施設があり、医療破壊を避ける事のできた国では、コロナは良い管理がされています。」

「最初の頃はスキーに行って感染したのは少年達でした。しかし、感染した時に最も苦しんだのは高齢者だったのです。」

ドイツやオーストリアなどの国々の状況は現在、非常に安定していると同氏は強調しています。もちろん、特に2020年の秋に向けては警戒心を強く持ち、疑わしい時には迅速に対応しなければなりません。「2人の子供を持つ母親が「咳、風邪、嗄声」で診察室に入ってきたらどうなるでしょうか?インフルエンザかもしれないし、もしかしたらSARS-CoV-2かもしれない 行動の指示を出すためのアルゴリズムに取り組んでいます」とクルージュ氏。

必要な保護マスクと衣類

WHO欧州地域局長は「すでにあるすべてのワクチンの使用量を増やさなければならない」としています。インフルエンザワクチンの生産能力を高めるべきであり、「将来に備えて防護マスクや衣類も十分な量を備蓄しておく必要があります。それに対する戦略はここで積み上げていかなければなりません。」と述べます。

ワクチンでも “奇跡の治療にはならない”

いずれにせよ新型コロナウイルス対する救済策は存在していません。「SARS-CoV-2ワクチンでさえ魔法の弾丸にはならないでしょう。しかし、私たちWHOは、ワクチンを必要としている人たちができるだけ公平にワクチンを手に入れることができるように努力しています。」と同氏。
1年後くらいには、効果的で広く応用できるワクチンが期待できるそうです。

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ウィーン 街のようす

上記の記事を読むと少し安心しますが。先日の土曜日、ウィーン1区に出かけたのですが、欠けているのは観光客団体のみ。それ以外は沢山人が出ていたと思います。

ウィーンの中心部 シュテファン広場です。

ちらほらとマスクをしていて、気をつけている人もいますが、殆どはマスクなし。しかし実際、交通機関内や店内でマスクをするのには苦しい季節になって来ました。私もマスクが嫌で、できるだけバスや地下鉄には乗らず、一通りの少ない道を歩いています。

経済的には必要なのでしょうが、以前のように大型バスで大量の団体観光客が復活したら…ちょっと想像できません。実際怖いです。自己防衛で逃げるしかないのでしょう。