*今日の写真は、Facebookやインスタでは既にご紹介した、ウィーン9区にある「Naschsalon」のケーキです。ピスタチオの丸いのは新作、金粉ではなく、銀粉みたいなのがかかっててゴージャス。定番のガトーショコラは相変わらず美味しくって、シロトンも合格。このサロンはフレンチ・スクールのリセの前にあります。午後はリセのママたちのおしゃべりの場になります。私も子供たちがリセに行っていた時は、入り浸っていました。懐かしい〜*
さて、本題です。
すごく簡単なことなんですが、ピアノでもヴァイオリンでもスラスラと弾けないのはなぜでしょう?
考えてみたことがありますか?答えはとても簡単です。指が(まあ、身体、腕、手、全部なんだけど)次に移動する場所を覚えていないからです。だから、指に次に移動する場所をきちんと教えてあげれば、指はきちんと正しい場所に移動するのです。
それにはどうしたら良いでしょう?自分で自分(の指に)に教えるんです。
ピアノだったら、「そこの右手の2の指の人、次は4度上のCisに素早く移動するのよ!」「左の1と5の指の人、5の指のあなたはAに飛んでちょうだい、そして1の指の人はEに行ってちょうだい」みたいな感じです。
レッスンの時、私はできないところを見つけ出して、こういう部分練習をしつこくやらせるのですが、その時に視覚でも覚えさせます。「ここの和音の抑え方、ちょっと見るとカニみたいな感じになってるでしょ?この手の形を絵みたいに頭に焼き付けてね」って感じです。カニとかエビとか変なことをいうと、子供でなくても印象に残るので結構覚えてくれるものです。
ヴァイオリンだったら、シフトがえができていなかったりします。指が宙を待って次の音に移動する、なんてサーカスみたいなことはせず、きちんと抑えておくべき指をスライドし、パチン、と正しい音程のところに当たるよう、死ぬほど練習します。「行って帰って」の両方を指が真っ黒になるまでやりましょう(嘘です)
話がずれましたが、スラスラ弾けないというのは、指の移動場所を把握していないのが原因です。
それができていないのに、テンポで弾こうとするのがだいたい間違えです。きちんとできていないことを自覚し、ゆっくりの止まらないで指が移動できるテンポで、まるで映画のスローモーションのように練習する習慣をつけましょう。
ピアノでもヴァイオリンでも、めんどくさがってはいけません。
結局はコツコツやった人が早く仕上がるようになっているのです。結構公平な世界です。
お試しください。