2022年12月のオーストリアと新型コロナウイルス状況 ロックダウン時と何が変わった?もうコロナを気にしないウィーン(欧州)

ウィーン生活

さて、新型コロナウイルスはどうなったのでしょう?
今、書いている時点でのORFの報告をざっくり書くと、こんな感じ。

健康・食品安全庁(AGES)によると、7日間の発症率、すなわち住民10万人当たりの過去7日間のコロナウイルスによる新規感染者数は398人(昨日午後2時現在)過去24時間以内に新たに登録されたコロナウイルス感染者は4,642人で、コロナウイルスに関連した、これまでの死亡者数は21,316人。
現在、1,132人の感染者が病院で治療を受けており、そのうち68人が集中治療室で治療を受けているそうです。

ロックダウン時に比べてみると、あんまり数に変わりはない気がするのですが、圧倒的に違うのは集中治療室の患者数です。一桁違います。ここら辺が、「はい、もうコロナは普通の風邪ね!」となった決め手なのでしょう。

ウィーンは相変わらず交通機関や薬局でのFPPマスク着用が義務ですが、スイスなどはもう、マスク規制はありません。病気から身を守りたい人は、自分でマスクを着用します。また、コロナにかかっても、軽症であればマスクを着用して出かけることも可能です。

正直、自分の書いたコロナのロックダウン期間の様子を読み返すとゾッとします。
行く予定だったブロン先生のマスタークラスも、直前で全てキャンセルしなければなりませんでした。ホテル台も交通費も全部ドブに捨てました。それより何より、この期間にレッスンが受けられなかったことは本当に残念なことでした。

私のピアノの生徒たちも、あの時期を回想して、本当にひどい時代だったと言います。
今は、クラスの全員がもう数回コロナになっちゃった、みたいな学生も多く、当時に比べれば天国といっても良いほどです。(不思議なことに私達家族は一回も感染していない!)

しかしながら引き続き注意はもちろん必要です。
私達が今まで感染しなかった原因を考えてみると、「知らない人の集まるパーティのような場所に行かなかった」というくらいなのですが、これは引き続きするとして、やっぱり基本的な手洗い、体調管理などが大きな役割を果たすかもしれません。

コロナが明けたら戦争、とんでもない2022年でしたが、まだまだ気を引き締めていきたいと思います。
みなさまもどうぞご自愛ください!