近況 スイスのヴァイオリンマスタークラス 親は暇だー、の巻

ピアノとヴァイオリン

さて、先日書いたように、ムスメの同伴でスイスのヴァイオリンのマスタークラスに来ています。
幸いなことに晴天が続いて、暑いながらも風があるのでとても過ごしやすいです。

マスタークラスや講習会(おなじ!)につきそう親御さんのアルアルですが、練習中、親は『暇』です。
レッスンがあれば追っかけ回してビデオ撮影という重大な役目があるのですが、そのほかは基本『暇』

親の役目は、すべてにかかるお金を出し、時にはアッシーになり、バトラーのように必要なものを臨機応変に用意して提供する、くらいのものです。

子供の年齢が低ければ、あーじゃこーじゃと練習にも付き添ってダメ出しをしたりするのですが、相手が大きくなると、それもあちらが要求してこない限りは、ほぼなし、です。うちのように、友人宅にお世話になっている場合、部屋で練習されるともううるさくて逃げるしかないので、こうして外のカフェに座ったり、はじめの数日はショッピング三昧となります。

ショッピングといってもウィンドウショッピング。それと私が何よりも好きなのはスーパー巡りです。
スイスは物価が高いので、何でもかんでも買い漁るわけには行かないのですが、ウィーンにないような優れものを見つけると嬉しくなって買ってしまう。現在、ウィーンの物価高騰は狂っているので、スイスのそれとほぼ変わらなくなったのですが、それでも物によってはオーストリアより安かったりします。

アヴォカド、ブルーベリーなんかはウィーンよりずっと安いし、なんの変哲もない便利なキッチン道具がここに売ってたりするのでそういうのを見つけた時の喜びは密かに大きいのです。

化粧品、医薬品、レストランはウィーンよりずっと高いです。面白いのはチョコレートなどがほぼ同額、ということ。
食いしん坊の私たちにとって悲しいのは、レストランの質が別に普通でもかなり高い、ということです。美味しくてそれなりの額なら納得がいくものの、ほとんどは「これで!?」と泣きたくなるのでそれが残念。

明日はコンサートなので、私はいつもにまして暇人です。
甘いものは美味しいので、コーヒーと一緒に頂く時間が増えて、帰国後の体重計測定がこわいです。