ウィーン・コンチェルトハウスでのザルツブルク・カメラータとカプソン(Vn)とコロナ状況

オーストリア・ウィーン情報

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ザルツブルク・カメラータとカプソン(ヴァイオリン)


ウィーン・コンチェルトハウスで行われたザルツブルク・カメラータのコンサートに行きました。
当日に行くことを決めたので、チケット、買えないかしらと思ったのですが、オンラインで余裕でゲット。
見てください〜。この客席のガラガラなこと。

コロナ対策で観客同士の距離を保つため、通常のチケット枚数の販売はできません。
いつもだったら沢山いるシルバー層はコロナを恐れてかあまり来ていない気がしました。
席は可能な限り離されているので、巨大なへアセットで頭が大きすぎるおばさんや、背の高すぎる男性が前の座席に陣取ることもなく、舞台全部が見渡せます。

演奏が始まる前、これも異例のことですが、コンチェルトハウスの人がスピーチをしました。

コロナ対策は万全に取られていること、そしてこのホールの体積は○○キュービックメーター、観客の数は制限されていて、○○人、よって一人当たり新鮮な空気を○○キュービックメーター保持することが可能です、皆さん、安心して〜云々というユーモアたっぷりのスピーチでした。
そのおかげで観客はみんなリラックスした気分で演奏を聴く準備ができました。
ブラボー、コンチェルトハウス!

そして、当たり前ですが、本番中に写真や録画を撮りまくるような巨大観光客団体がいない!
演奏中もいつもなら聞こえる、非常に不愉快な「咳払い」と「咳」もほぼありませんでした。
はっきり言って、静寂がある、ということは演奏を楽しむのに最高に気持ちが良いのです。

さて、演奏です。

初めはカプソンのヴァイオリンでベートーヴェンのお馴染みの、死ぬほど長い(と私はいつも感じる)コンチェルトです。

ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲 ニ長調 作品61 (1806)

ああ、カプソンはなんて素晴らしい楽器と弓を使っているんだろう、と本当に思いました。
E線の高音の美しいこと。表現したい事を素直に出してくれるであろう楽器です。

彼はソリストとして人前で演奏することに、とても慣れていて余裕のある印象を受けました。
チャイコフスキーやエリザベト国際みたいな巨大コンクールに入賞することなしに、こうしてソリストとして演奏活動ができている有名なソリストの1人、戦わずにして勝ったような、ストレスなしで理想的な人生。
イケメンだし、きっと良い人なのだと思います。笑顔が爽やかです。

今夜、私が気に入ったのはこのザルツブルク・カメラータです。
このカメラータは2016年から常任指揮者を持たず、コンマスが指揮を兼任しているそうです。
(と言ってもヴァイオリンを持っているので、指揮棒を持つわけではない)

ジョヴァンニ・グッツォという人で迫力のある動きでカメラータを引っ張っていました。
後半はベートーヴェンの交響曲第1番ハ長調 作品21 (1799-1800)

私はオケのことは良く分からないので評論家めいたことは書けませんが、とても楽しむことができました。
このカメラータは小さいけれど、とても雰囲気の良い暖かい職場のように感じました。

実は私、本当に好きな演奏家のコンサート以外はあまり行かないのです。
友人や娘の友人、知り合いが弾くのならば喜んで応援に行くし、ヴェンゲーロフ、ソコロフやポゴレーリッチが来たら絶対に駆けつけます。

しかし、知らない、なんの関係もない人が演じるコンサートをわざわざ訪れるってほぼ100%ないのです。
他にやらなければならないことがある気がしてしまって…
でも、こんなに安い席で、空いていて邪魔のない環境ならば、演目と奏者によっては積極的に来たいかなと今夜は思いました。

新型コロナウイルス状況


コンチェルトハウスのロビーもマスク着用が義務つけされています。
定期的にきちんと消毒作業もしていました。

保健省によると(9月2日23時現在)新型コロナウイルス感染者は増加しています。

  • 現在、感染中の人は3,415人で累計確定症例数は28,103人。
  • 今まで1,210,568件の検査が実施されました。
  • 実施された検査数は1,193,127件。
  • 現在の入院患者数は157人、そのうち30人が集中治療を受けています。これまでの死亡者数は727人。

(ORF.atは常に疫学報告システム(EMS)の数値を元に報告しています)
現在の数値、グラフィックなどの情報はこちらでみる事ができます。 
ORF.at/corona/daten

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