音楽大学でのパワハラ・セクハラ・ジェンダー問題について 被害にあったら相談できる、ウィーン国立音楽大学の機関のご紹介

音楽留学のために

結論から先にいうと、被害にあったと確信したら、泣き寝入りせず、行動を起こすことが大切です。自分が不快に思ったら、それはもう被害にあったということです。オーストリアの大学には、それに対処する部門がきちんとあります。どうぞ足を運んで相談してみて下さい。例えばウィーン国立音楽大学には、きちんとそれに対処する部門があります。それが、こちら

私の知人の学生もこのような機関で働いていますが、秘密厳守で相談に乗ってくれ、きちんと対処してくれます。具体的にどういう対処をしてくれるかというと、その原因となった人物、例えば教授などが、ヒアリングを受けることになります。あまりにひどい例だと、退職になることもあります。

避けなければいけないことは我慢してしまうことです。仕返しされるんじゃないかしら?とか、将来、どこかで悪いことになるんじゃないかしら?と心配する必要は、昔に比べるとないようです。

以下、こんなことがありました。
某国・某音楽大学のレッスンにて某教授がある女子学生に、

「あなたは太りすぎだわ。ダイエットして痩せないと、試験に通らないわね」とか(体型について述べるなんて同性でもアウト)

すごいところでは、「あなたのいつもの洋服、胸が強調されすぎているわね。そんな○○○(身体を売ってお金を貰う女性)みたいな格好だったら、ディプロマ(卒業試験)で点はつかないわね」というのがありました。

言われた女性は即、大学に申し立てて、クラス替えをすることが出来ました。彼女たちは仕返しされることなどなく、今は新しい教授のもと、幸せにレッスンを受けています。

こういった話は残念ながら、少なくありません。もっとひどいものを耳にすることもあります。それでも現代は昔と違い、解決方法があります。大学にこのような機関がで存在するという事態、時代も進歩したものだと驚きます。親御さんも安心して大切なお子さんを留学させることができる、というものです。

変だな、嫌だな、と思ったら、まずは相談してみましょう。