オーストリア ウィーンに移住するということは簡単?気をつける点など

ウィーン生活

以下は2022年頃に書いた記事です。今は2024年9月。はっきり言います。移住は簡単ではありません。物価も日本とおんなじ、なんて絶対にありえません。円安ですから、かなり大変です。
語学も、英語もドイツ語もできない状態で、1年の限られたワーホリでしたらなんとかなりかもしれませんが、語学できることなしの移住は私から言わせるとありえません。かなりの大金持ちでない限り・・・・・

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なんとなく今日は、この話題です。

私は子供の頃から「欧州に住みたい」という漠然的な希望があったのですが、まあ、時代も時代だったし、うちは特に裕福な家庭ではなかったし、外国なんかと無関係。20代になって『自分で頑張って来た!』という感じです。

そして偶然に偶然が重なって、ウィーン大学に入学できて、就職もできて、そこの弁護士さんが滞在手続き等、全てやってくれたので、かなり楽だった事。そして長年働いたので年金もちゃんと出る、という事です。これは大事。

さて、他に永住している人達はどういう経緯でここに住んでいるのでしょう?

多いのはやっぱり、留学などでこちらに来て、オーストリア国籍、もしくは欧州国籍の人結婚して、それで滞在許可をとることができて、永住、というパターン。

音楽関係では、卒業後に『キュンストラー・ビザ』という、日本でいうタレント・ビザのようなものを所得し、自営業としてこちらにいる人も多いです。

あと、『かなりのお金持ち』な人も、可能です。滞在許可取得にはある程度苦労するようですが、世界中どこでも、お金はやっぱりないよりはあった方が良いみたい。。。。

しかしやはりポイントとなるのは『ここに住んで幸せかどうか』だと思います。

日本食だって、お金に糸目をつけなければある程度は調達できるけれど、日本とは全然クオリティが違う。日本は本当に便利な国なので、それとくらべたらここはもう、かなり不便です。コンビニないしね。

それと人間関係。
メンタリティが合わないと、やはりきつい。
いつも自分が差別されていると感じたり、嫌だと思うことが日常にある人はきっと向かないかもしれない。

そして言いたい事がきちんと表現できるような語学力がないとやはり不安です。うまく行っている時は良いけれど、離婚したら頼りのパートナーは敵側になってたすけてくれなくなったり、もし老後、病院や養老院に入っても言葉が通じない。。。人生は何が起きるかわからないので、不安はつきまといます。

それでもどうしても移住したいと思うのならばきっかけを見つけてチャレンジするのは良いかもしれません。留学できない年齢になっていたり、経済的に難しければ、ワーキングホリデーという選択もあるし。(それから永住は無理ですが、きっかけにはなる)

どうしても、と心から望み、きちんと準備すれば可能かもしれません。