大人のピアノ 例えば、「暗譜はできない!」と思いこみ、決めつけるのはやめよう。きっとできるかもよ。

ピアノのお部屋

プロであっても、大人になってから新しいことを始めるのは「歳のせいで無理だ!!!」と思い込み、決めつけている人は、結構います。

ある、もうかなり昔に引退したコレペティの先生は「絶対に新しい曲はやらない!(なぜなら歳を取っちゃってできないから)と決めつけ、おなじみナンバー、ツィガーヌとかメンデルスゾーンのコンチェルト以外は絶対に弾かない、という人もいました。

私のところに新しくきた、大人の生徒さんもそんな感じでした。

「私はもう60過ぎてるし、暗譜はできないの」みたいな感じです。

子供の頃にピアノを習っていたので、ピアノ再開はそんな難関でもなく、真面目な人なので、良い感じに進んでいるのですが、暗譜に関しては「もう歳だから無理」と決めつけちゃう。

私から見れば、外科医として君臨していた頭の良い彼女が、どんなに歳を取ろうが、暗譜ぐらいお茶の子さいさいだろうなー、というのはあったのですが、「無理無理〜」と譲らない。

ある曲の、弾けない部分の部分練習を一緒にやりました。
「ここはこうやって、ここのフレーズだけやってみて、はい、はじめは一小節右手だけ、次は合わせて〜」みたいな感じです。で、私が、「じゃあね、今の部分の練習のところ、指だけ見て弾いてくださる?」というと弾ける。「ではね、はじめっからちょっと楽譜見ないで弾いて頂ける?」って言うと、弾ける。

「ほら、暗譜できるじゃないですか」というと、「あら、ホントだわ!」ということに。。。。。

「こうやって一緒に積み重ねたら、一曲、絶対に暗譜できますよ。私はこの歳になってあなたみたいに手術はできないけれど、貴女は暗譜、出来そうね」というと嬉しそうにしてくれて、私も幸せです。

だから何が言いたいかと言うと、「歳をとったからもう新しいことを覚えるのは無理」と決めつけるのはやめましょう、ということです。一般的に世間で言われているような呪いをわざわざ自分に反芻し、呪いをかける必要は全くありません。

60歳くらい過ぎたって、幾つになったって、やろうと思えば結構なんでもできるもんですから。(と思いたい)