音楽家と美食 食べることが好きな人はピアノやヴァイオリンも上手という件について

ピアノ塾

*今日の写真はウィーン国立歌劇場を市電の中から撮ったものです。夜のウィーンオペラ座*

これは、本当に絶対にそう!と言いたいのは、私が食いしん坊で食べることが大好きだからです。
という自分勝手な解釈は別にしても、私の周りの音楽家で美食家が多いのは事実です。
「食べることに興味がない」とか「食べること自体が面倒くさくて」という人は、なぜか、いません(私の周りの音楽家には、という話)

チェロを学ぶ留学生男子と先日も意気投合したのですが「どこどこの何々って、本当に美味しいですよね!」とか「7区に新しく出来たフレンチのパン屋さんがもう、悶絶もので」なんて、かなり話が盛り上がります。そしてみんな、情報が早い〜!

演奏と美食を結びつけるとすれば、その接点はきっと「好奇心」でしょう。
好奇心は演奏表現の向上につながるし「このお料理、これでも良いけれど、これにさらにスパイスを足したら絶妙に違いない」なんて想像力は欠かせない気がします。

お料理も然り。
私が日本にいたときは、自宅天国でいつもご飯が用意されていたので、料理をする、ということがまったくありませんでした。
音大生がお嬢様すぎて、ひき肉を洗っちゃう、なんて笑えない本当に話もあるくらいでしたから、私みたいな音大生は当時はいたんでしょうね。私なんて留学したての頃の毎日の食事は、ケーキでした。それでも満足していたので、かなりおめでたい人でした。そんな私がお料理に凝り始めたのは、子供が産まれてからです。少しでも健康なものを食べさせて作っていたのですが、それが徐々に、より美味しいものに、変化し、今ではそんなに得意ではありませんが、自分が食べたいものを作るぞ〜〜〜という意欲はかなりあると思います。

娘が仲良くさせて頂いているヴァイオリンの某教授は、食べ物の話になると目がありません。もう、何回も手術されていて、なんでも食べられる、というわけではないのですが、真剣な顔をして、「このあいだ、貴女が話していた例のロシア食材店でのピロシキの件だけれど、中身はなんだったの?ポテト?それともなんだった?」みたいな感じです。

御高齢の教授たちは、やはり健康第一になられていらっしゃるので、ミック・ジャガーさながら、健康に良いものばかり口にされていますが、それでも食に対する探究心・好奇心はかなりあります。

といっても、食べてばっかりで練習しないで上手くなるわけもないので、何より大切なのは練習ですが、それでも上達と食いしん坊は比例する、と信じたい私です。