夏休みが近くなると、子供たちもハードでつかれてるので、作曲してお遊びすると良いよ、というお話

ピアノとヴァイオリン

お題通りです。
今日レッスンした、13歳男子と14歳男子、ひとりは肘に、もうひとりはひざ小僧に大きな絆創膏をつけてレッスンに来ました。「まあ、いったいどうしたの?」と聞くと、ひとりはテニスで、ひとりはサッカーですっころんだそうです。2人ともすごく疲れていて、まあ、それでもきちんと弾いてくるから偉いんだけれど、疲れてるなあ〜という感じです。

学校はちょうど試験シーズンで、毎日多くのテストが行われています。休み前のお約束ですね。それもあって寝不足。試験もするけれど、ちゃんとスポーツもする(したいから)そしてピアノを休まないのは偉いです。(これも親に言われているのではなく、おもしろいから来る)

13歳くんの方は、曲を沢山やっても今日はだれて身にならないなあ、と思ったので彼の大好きなお遊びをしました。それはなにかというと、作曲ごっこ。

まず、五線紙を用意して、拍子を決めます。たとえば4分の4。初めの2小節を私が即興で作ります。そしてそれを彼が楽譜に書く、そして次の2小節をかれが即興で作って、私が楽譜に落とす。こんなことをくりかえして、曲を作っていくのです。

ふつーの演歌調になることもあるし(イタリア人なのに)もう、斬新でありえない狂った現代曲っぽいものになることもあります。ぎゃあぎゃあ笑いながらやるので、これは本当に楽しい。

そして曲ができたら、和音付けをしていきます。もちろん彼はそこまでできないので、私が借用和音とか入れてちょっとカッコよくする。そうするともう、大満足です。

楽しみながら、まるで数学をやるかの様に小節の中におたまじゃくしをぶちこんで学ぶので、これはかなり覚えます。べつに音大に行くのではないので、ソルフェージュなんて必要ないのですが、試験があったらきっとちょっと勉強するだけでクリアできる様になっているので不思議なものです。

はやいものでもう6月1日です。
夏休みまであと、29日!!!