日本人は根強い外人(白人)コンプレックスがある、と感じる件

オーストリア・ウィーン情報

私を含め、アジア人の中でも日本人は特に外人(白人)コンプレックスが多いように感じます。これは時折、相手に対して異常な印象を与えます。

初めて海外旅行をしたおばちゃんが、
「本当にこの人美人だわ〜この人ハンサムだわ〜!!!」
と、たまたま知り合った白人の外見ばかり、本当に何百回も何千回も褒めて相手が困惑する話は昔もしたと思いますが、これはもう、はたから見ていてハラハラします。
「もう、わかったって言ってるからやめなよ」
というのが精々。

このくらいだとまあ、楽しい旅行中の話として終わるのですが、実質、社会での話となるとちょっと障害も出てきます。

例えば、ちょっと不利な交渉をされているのに、相手の外見に圧倒されて言いたいことがあるのに言い返せなかった。
「ま、いいか。○○もしてもらったし。。。」
と無理やり自分を説得し、誤魔化してしまう。

この引き気味になってしまう態度の背景には「語学コンプレックス」もあります。
コンプレックスを持つ必要もないのに(本当は頑張れば意思を伝えられるくらい話せるのにも関わらず)引いてしまう。「ま、いいか。。。。。」と思ってしまう。

私の亡き日本人のピアノの師匠もおっしゃっていました。
「あーた!フランスに行ったらフランスのお乞食だってフランス語を話すのよ!」

話がずれました。語学の話はまた別に置いておいて、外見の話に戻します。

想像してみてください。
例えば他のアジア人と接する時、白人に対するようなコンプレックスが生まれますか?
緊張しますか?きっとしないですよね。。。。それです。
人間は皆同じ(はず)なのですから。

威張る必要はありませんが、せめて自分が「変だな」と納得しないことは言いましょう。
おかしいな、と思ったら、意見を述べてみましょう。
ちょっと勇気を出して、笑顔で言えば大丈夫です。